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タイ代表として帰国…石井正忠監督は日本代表の強さに驚嘆「これだけ差があるんだなと」

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石井正忠監督

[1.1 TOYO TIRES CUP 日本 5-0 タイ 国立]

 タイ代表の指揮官として日本に帰還した。石井正忠監督は試合後の会見で「色んなことがあった中でこうやってまたタイ代表の監督になった。このタイミングでタイ代表の監督として日本で指揮を執った。思っていた以上にサポーターの方も来てくれていたので本当にありがたい」と思いを口にした。

 日本代表にとって初の元日開催となった。対戦相手として迎えられたのはタイ。そのチームを昨年11月から率いるのは、かつて鹿島アントラーズや大宮アルディージャで指揮官を務めた日本人指揮官、石井監督だった。

 0-5で日本代表に大敗を喫した。それでも石井監督は試合内容にも前向きだ。「タイ代表は何点取られても下がることなく、前からチャレンジに行っていた。そこを誇りに思いながら最後まで試合を観ていた」。そのうえで、絶好調の日本代表には「やっぱりこれだけ差があるんだなと」と驚嘆の声を挙げていた。

 今月に行われるアジアカップにはタイ代表も出場。グループFでサウジアラビア、キルギス、オマーンと同じ組になった。日本との戦いで得たことはすばやくチームに浸透させる。

「上位の相手に対しても、今日みたいな試合はやっぱり避けたい」(石井監督)。この後タイ代表は帰国し、数日間のトレーニング後にアジア杯開催地のカタールへ。指揮官は「タイ代表の選手たちのプレーを見て、普段タイで見られなかったようなアグレッシブさがあった」と手応えを語る。「どれだけ攻撃も守備も、戦術的なところも落とし込めるか」と力を込めながら、本大会に視線を向けていた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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