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A代表デビュー戦でフル出場の藤井陽也、完封勝利にも満足せず「もっともっとやれる」

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A代表デビューを果たしたDF藤井陽也

[1.1 TOYO TIRES CUP 日本 5-0 タイ 国立]

 元日の国立で第一歩を踏み出した。日本代表DF藤井陽也(名古屋)は先発でA代表デビュー。4バックの右センターバックでフル出場し、5-0の完封勝利に貢献した。

「目標にしていた場所。(元日という)特別な日に迎えることができてうれしい」。所属する名古屋は3バックということもあり、ポジショニングなどで不安定なシーンもあったが、徐々に落ち着いてプレー。「ピッチが良くなくてボールが弾んだり、自分にも硬さがあった。デビュー戦の緊張もあったけど、時間とともに対応できた」と振り返った。

 昨年の3月シリーズに追加招集され、A代表初招集。しかし、出場機会はないまま代表活動を終え、その後は代表から遠ざかっていた。それ以来の招集でチャンスをつかみ、初キャップ。「自分の力をすべて出し切れたわけではないし、もっともっとやれると思うけど、この試合の中でも成長できた」と力を込めた。

「(ビルドアップで)持ち上がったときの選択肢で視野が狭くなった。持ち上がったあとに逆サイドに展開とかができれば良かったし、そこは次、改善したい」。練習だけでは得られない刺激を元日に受け、新しい1年をスタートさせた。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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