beacon

GK一発退場のソシエダが90+6分劇的同点弾でドロー…アジア杯前最終戦の久保建英はバー直撃砲も

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF久保建英

[1.2 ラ・リーガ第19節 ソシエダ 1-1 アラベス]

 ラ・リーガは2日、第19節を行い、MF久保建英所属のソシエダアラベスと1-1で引き分けた。前半にGKアレックス・レミロが一発退場処分を下され、終盤にPKで失点する苦しい展開となったが、後半アディショナルタイムに劇的な同点ゴール。なんとか勝ち点1を奪い取った。

 昨年12月21日の前節カディス戦から約2週間のクリスマス休暇を挟み、年が明けて行われた2024年最初の一戦。ここからアジア杯に臨む日本代表に合流するため、この試合が離脱前最後のリーグ戦となった久保は右ウイングで先発出場を果たした。

 前半は互いに決定機が少なく、拮抗した展開。ところが35分、ソシエダはまさかのアクシデントに襲われる。相手のロングフィードに対し、GKレミロがペナルティエリア外に出て対応したが、バウンドしたボールに目測を誤ると、後逸しそうになったボールを手でキャッチ。ハンドが取られて決定的な得点機会の阻止(DOGSO)と判定され、一発退場となった。

 ソシエダはその後も数的不利を感じさせず、ボールを支配し、久保が随所で存在感を発揮。後半5分にはボール奪取からのドリブル突破でMFアブデ・レバッハのイエローカードを誘発すると、同12分にはカットインからの横パスでMFマルティン・スビメンディの惜しいミドルシュートをお膳立てした。

 それでも後半30分、ソシエダはMFミケル・メリノが自陣ペナルティエリア内でシュートフェイントを繰り出した相手を倒し、PKを献上。緊急出場でラ・リーガデビュー戦となったGKウナイ・マレーロに期待がかかったが、これをMFルイス・リオハに決められ、先行を許した。

 数的不利をなんとか跳ね返したいソシエダは後半アディショナルタイム2分、この日が負傷からの復帰戦となったMFアンデル・バレネチェアが左サイドでボールを奪い、そのまま縦に突破すると、中央を崩して久保がペナルティアークから左足一閃。だが、強烈なシュートはクロスバーを叩いた。

 数的不利の中で奮闘していた久保は後半アディショナルタイム3分、太もも裏を気にする素振りを見せながらMFアーセン・ザハリャンとの交代でピッチを後に。それでも同6分、ソシエダは自陣からのロングボールをFWウマル・サディクが胸で収め、シュートは打ち切れなかったが、こぼれ球を拾ったスビメンディがエリア内にもぐり込み、右足シュートを叩き込んだ。

 土壇場での同点ゴールを奪ったソシエダはその後も決定機を作ったが、勝ち越しのゴールは奪えず、そのままタイムアップ。4試合連続のドローとなった。

●ラ・リーガ2023-24特集
●海外組ガイド

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

TOP