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ブンデスリーガ史上初めて主審がカメラ着用!! “特等席”のアングルで白熱の一戦を振り返る

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主審の耳元に小型カメラ

 ブンデスリーガは13日、公式YouTubeチャンネルを通じて主審の目線カメラ映像を公開した。審判員がカメラを着用するのはリーグ史上初めてだという。

 映像が収録されたのは2月25日の第23節・フランクフルトボルフスブルク。審判員がカメラを着用することは競技規則で認められていないが、国際サッカー評議会(IFAB)から承認を得たうえでドイツサッカー連盟(DFB)などが協力する形で実現した。ダニエル・シュラーガー主審は昨年12月に行った3部リーグでの試験運用試合でも担当しており、再び “カメラマン”を務めることになった。耳元に設置されたカメラは小型で軽く、レフェリングへの影響はほとんどないようだ。

 公開された映像は激しいボールの奪い合いが通常では見られない距離から確認でき、臨場感は抜群だ。また対立する両チームの選手に対応したり、ファールした選手に説明したりと主審を担当する難しさも感じることができる。試合は2-2で終了し、シュラーガー主審は「すべてが上手くいって嬉しいよ」とコメントした。

 DFBは3部リーグでの試験運用時、審判員への理解増進と担い手の増加を図るための活動の一部だと説明しており、エンターテインメント目的ではないとしている。ドイツ国内ではYouTubeで公開された映像よりも長い完全版が放送されたという。



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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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