ブンデスリーガの第23節2日目が25日に各地で行われた。日本代表MF細貝萌が所属する17位・アウクスブルクはホームで15位・ヘルタ・ベルリンと対戦し、3-0で勝利した。2012年に入ってから5戦勝ちなし(3分2敗)のアウクスブルクだったが、5連敗中で最近11戦勝ちなしのヘルタに快勝。待望の2012年初白星を手に入れた。これにより、勝ち点を21に伸ばすと、この日の試合で敗れた16位・カイザースラウテルンと勝ち点2差だったヘルタを抜き、一気に残留圏の15位へ浮上した。

　細貝は15試合連続の先発出場。4-2-3-1のダブルボランチの一角でフル出場すると、攻守に渡り、チームに貢献した。試合が動いたのは後半だった。後半16分、18分にFWウールが立て続けにシュートを決め、アウクスブルクが2点を先取した。さらに終了間際のロスタイム2分には、途中出場のMFヌジェングがダメ押しの3点目を奪った。前節・レバークーゼン戦では4失点を喫した守備陣も奮闘。無失点で試合を終え、アウクスブルクが3-0の快勝を飾った。

　降格圏の17位・アウクスブルクが12月10日のボルシアMG戦(1-0)以来、7試合ぶりの白星獲得。待望の2012年初勝利を飾ると、一気に残留圏へ浮上を果たした。フル出場した細貝は、W杯アジア3次予選・ウズベキスタン戦(29日、豊田)に臨む日本代表に選ばれているため、今後は日本へ帰国。27日から始まる日本代表合宿に合流する。所属先で待望の白星を手にし、W杯予選へ弾みをつけた。

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