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細貝が香川を完封!!アウクスブルクがドルトムントの連勝を8でストップ

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 ブンデスリーガは11日、第25節を行い、日本代表MF香川真司の所属する首位・ドルトムントは敵地で日本代表MF細貝萌が所属する16位・アウクスブルクと対戦した。ともに先発した日本人対決は細貝が香川を“完封”し、試合は0-0のまま終了。昨年12月17日のフライブルク戦(4-1)から8連勝中のドルトムントだったが、ついに連勝がストップ。無得点の試合は昨年8月27日のレバークーゼン戦(0-0)以来、実に21試合ぶりのこととなった。

 香川は4-2-3-1のトップ下で3戦連続の先発出場。細貝はダブルボランチの一角で17試合連続の先発出場を果たした。2人がマッチアップする形となり、細貝が常にマンマーク気味に香川をチェック。前半30分にはタッチライン際でボールを受けた香川に細貝が激しいスライディングタックルを見せる。すると同37分にはボールキープする細貝に対し、香川が勢いよくスライディングタックル。いずれもファウルとなるなど激しい攻防が続いた。

 試合は徐々にドルトムントがリズムをつかみ始めるも、なかなかシュートまで持ち込めない。アウクスブルクが体を張った守備を見せ、前半を0-0で折り返すと、後半は徐々に中盤でスペースが生まれ始め、香川が自由に動き出す場面もあったが、細貝が粘り強く対応し、本来の動きを許さない。

 1点が欲しいドルトムントは焦りからか、パスをつなぐことができず、安易にクロスを入れるシーンもあった。結局、香川は後半25分に途中交代。細貝はフル出場で攻守に渡り、運動量豊富に駆け回った。試合はそのままスコアレスドローで終了。勝ち点1を分け合ったが、日本人対決は細貝に軍配が上がり、アウクスブルクが王者の連勝を止める大きな勝ち点1を手にした。
 
 首位・ドルトムントを完封したアウクスブルクは勝ち点を23に伸ばし、15位ヘルタと勝ち点で並ぶと、得失点差でヘルタを上回り、順位の入れ替えに成功。残留圏となる15位へ浮上した。

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