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ボルトンは勝ち点1を上積み。宮市は途中出場

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 プレミアリーグは28日に第36節を行い、日本代表FW宮市亮を擁するボルトンは、敵地でサンダーランドと対戦。先制したボルトンだが、前半で追いつかれると、後半10分にもMFジェームズ・マクリーンに直接FKを決められて逆転ゴールを許す。その後、同19分に宮市を投入したボルトンは、反撃に出る。同25分にはFWケビン・デイビーズが、この試合2点目となるゴールを決めて、試合を振り出しに戻した。しかし、その後は両チームともゴールを挙げられず、2-2の引き分けに終わっている。

 待望の先制点を挙げたのはボルトン。前半26分、左サイドのMFマルティン・ペトロフのクロスをファーサイドに詰めたケビン・デイビーズがボレーで合わせて、ボルトンが先制する。このままリードを保ちたいボルトンだが、同37分には、MFジャック・コルバックがドリブルを仕掛けて、中央にスルーパスを通す。これを受けたFWニコラス・ベントナーがトラップで巧みに最終ラインを抜けて、同点ゴールを決めた。

 同点に追いついて勢いづくサンダーランドは、その直後にも波状攻撃を見せる。FWフレイザー・キャンベルのパスから抜け出したDFジョン・オシェイがシュートをしたが、GKにブロックされた。その後も、ボルトン守備陣が体を張った守備を見せて、追加点は与えなかった。

 後半に入っても優勢のサンダーランドは、10分にMFジェームズ・マクリーンが直接FKを決める。左足から放たれた強烈なシュートにGKアダム・ボグダンも反応したが、ボールはボグダンの手を弾き、クロスバーに当たってゴールに収まった。

 後半19分にボルトンは、宮市、FWイバン・クラスニッチを投入する。宮市は交代直後にも、右サイドでボールを受けてクロスを入れるが、ゴール前の味方に合わなかった。同24分にも宮市は、右サイドで得意のドリブルからクロスに持って行ったが、ボールはゴールラインを割ってしまう。それでも直後の25分、左サイドからのクロスを35歳のケビン・デイビーズが合わせて、ボルトンが同点に追いついた。

 同32分にはケビン・デイビーズとの連係からクラスニッチが左足でシュートを放ったが、ボールはゴール左に外れて行った。さらに、その1分後にも、クラスニッチから、ゴール中央に走った宮市にパスが出るが、宮市に渡る寸前に相手DFがカットされる。攻め込むボルトは同42分にもクラスニッチが反転しながら左足ボレーシュートを放ったが、GKに防がれて追加点を挙げられない。ロスタイムにもDFウェイン・ブリッジのミスからクラスニッチはチャンスを得たが、決めきれなかった。

 このまま2-2で試合は終了。試合後、ボルトンのオーウェン・コイル監督は「最近勝ち点24のうち、勝ち点14を挙げている。残留を確信している」と強気に話したが、残り3試合で勝ち点をどれだけ挙げられるか。

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