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[プレビュー]欧州リーグ屈指のストライカーが激突!“王”擁するエジプトvs2大エースのウルグアイ

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欧州リーグ屈指のストライカーの激突となるか

[6.15 ロシアW杯A組 エジプト(日本時間15日21:00)ウルグアイ エカテリンブルク]

 W杯の2日目には欧州リーグ屈指のストライカーたちが激突する。エジプト代表は今季プレミアリーグ得点王のFWモハメド・サラー(リバプール)を擁し、28年ぶりに3回目となる檜舞台に返り咲いた。一方、3大会連続13回目の出場になるウルグアイ代表は、2年連続リーグ1得点王のFWエディンソン・カバーニ(パリSG)、2015-16シーズンのリーガ・エスパニョーラ得点王のFWルイス・スアレス(バルセロナ)といった2大エースを前線に据え、68年ぶり3回目の優勝を狙う。

 エジプトはアフリカ最終予選を4勝1敗1分で首位通過。最終予選8得点中5得点を奪ったサラーはクラブでも最高の1年を送り、プレミア得点王を始め、個人賞を総なめした。しかし締めくくりとなったUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝戦で左肩を負傷。直前までその程度に憶測が飛び交っていたが14日、エクトル・クーペル監督は「どうなるかまだ見る必要があるが、彼がウルグアイ戦でプレーすることは100%確信している」とコメントしており、絶対的な“ファラオ”の出場を仄めかしている。99-00、00-01と2年連続でバレンシアを欧州CL決勝に導いた名将が掲げるのは“堅守速攻”。出場すればW杯史上最高齢となる45歳GKエサム・エル・ハダリやCBアハメド・ヘガジーが守備組織を堅く形成し、中盤にはMFモハメド・エルネニーが攻守の要として立つ。フィニッシュを担うサラーが出場さえすれば、その勝率は跳ね上がるだろう。

 2回のW杯優勝も60年以上前の“古豪”ウルグアイ。しかし、10年南アフリカ大会でFWディエゴ・フォルランを中心として4位に輝いた記憶は新しく、今大会はそのときもチームを率いた71歳オスカル・タバレス監督の集大成となる。強豪渦巻く南米予選を9勝5敗4分の2位で通過。2大エースは予選でもその力を発揮し、カバーニは10得点、スアレスは5得点とW杯出場の原動力となった。一方で若手も台頭しており、主将DFディエゴ・ゴディンとコンビを組むのはアトレティコ・マドリーでともに戦う23歳DFホセ・ヒメネス。また26歳MFマティアス・ベシーノを始め、20歳MFロドリゴ・ベンタンクール、22歳MFルーカス・トレイラも存在感を発揮しており、右サイドからは22歳MFナヒタン・ナンデスが闘志あふれる突破で両エースをお膳立てする。グループAでは首位最有力のウルグアイだが、何より大事なのは初戦。しかし14年ブラジル大会では初戦・コスタリカ戦を1-3で落としており、過去6大会の初戦は3敗3分と嫌なジンクスも残す。ダークホースのエジプトを下し、古豪復活の狼煙を挙げられるか。

■FIFAランキング
エジプト 45位
ウルグアイ 14位

■対戦成績
エジプト 1敗

■テレビ中継
フジテレビ系


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