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ブラジル、W杯初戦の連勝が9でストップ…スイス相手にリード守れず1-1ドロー

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FWネイマールは不発に終わった

[6.17 ロシアW杯E組 ブラジル1-1スイス ロストフ・ナ・ドヌ]

 ロシアW杯のグループE第1節が17日に行われ、ブラジル代表スイス代表と1-1で引き分けた。W杯の初戦は1982年スペイン大会から9連勝中だったが、ついに記録がストップ。第2節は22日に開催され、ブラジルはコスタリカ、スイスはセルビアと対戦する。

 自国開催の前回大会はドイツに1-7の惨敗を喫し、ベスト4で散ったブラジル。今大会の初陣は4-1-4-1のフォーメーションを採用し、ゴールマウスにGKアリソン・ベッカー、4バックは右からDFダニーロ、DFチアゴ・シウバ、DFミランダ、DFマルセロが入った。中盤はMFカゼミーロをアンカーに据え、2列目は右からMFウィリアン、MFパウリーニョ、MFフィリペ・コウチーニョ、FWネイマール。そして1トップはFWガブリエル・ジェズスが務めた。

 対するスイスは4-2-3-1の布陣。9日に行われた日本との国際親善試合でも先発したDFステファン・リヒトシュタイナー、MFグラニト・ジャカ、MFジェルダン・シャキリなどがスタメンに名を連ね、1トップには欧州予選でチームトップの4得点を記録したFWハリス・セフェロビッチが入った。

 最初にゴールを脅かしたのはスイス。前半3分、右サイドのシャキリが利き足とは逆の右足で低いクロスを送り、バウンドしたボールにPA内中央のMFブレリム・ジェマイリが反応する。しかし、右足のボレーはうまくミートせず、クロスバーを越えた。

 いきなり冷や汗をかいたブラジルだったが、その後はスイスを押し込み続ける。ネイマールが低い位置に降りて攻撃を組み立て、相手にボールの奪いどころを与えない。前半11分にはPA内左のネイマールがコウチーニョとのパス交換から左足で折り返すと、DFファビアン・シェアに当たったボールにゴール前のパウリーニョが左足で合わせる。だが、当たり損ねのシュートはGKヤン・ゾマーに触られ、枠の右へ外れた。

 ゴールが生まれるのも時間の問題となったブラジルは、前半20分に均衡を破る。ネイマールからパスを受けたマルセロがPA左脇から左足でクロスを送り、MFシュテフェン・ツバーに頭でクリアされるも、PA手前左でこぼれ球を拾ったのはコウチーニョ。右足でカーブをかけたシュートを放つと、枠の外から内へ鋭く曲がったボールが右ポストを叩き、ネットを揺らした。

 スイスは失点後に盛り返す時間帯もあったが、ブラジルを慌てさせるシーンは作れず、そのまま前半終了。それでも後半の開始から積極的に前に出て攻勢をかけると、後半5分に同点に追いつく。右CKからシャキリが左足で鋭いクロスを供給。ニアのツバーがブラジルのゾーンディフェンスの隙間に入り、ヘディングでゴール中央に押し込む。ツバーがジャンプする際にミランダを手で押していたとして、ブラジルの選手たちが抗議したが、主審の判定はゴールで変わらなかった。

 同点とされたブラジルは勝ち越しを目指し、猛攻を仕掛ける。後半25分、ネイマールが左足で浮き球のパスを送り、PA内左のコウチーニョが胸トラップから右足でシュートを打つも、ゴール右外へ。同28分にはジェズスがPA内右でDFマヌエル・アカンジに後ろから抱えられるようにして倒されたが、ノーファウルの判定となった。

 後半34分にはジェズスとの交代でFWロベルト・フィルミーノを投入。フィルミーノは直後の同37分、PA内右のこぼれ球に反応して右足のダイレクトシュートを放つが、枠を外れる。同43分にはネイマールがウィリアンの右クロスから決定的なヘディングシュート。しかしGKゾマーの正面を突く。終了間際にも再三ゴールを脅かしたブラジルだったが、そのまま1-1でタイムアップを迎えた。

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