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伊紙が敗退危機のアルゼンチンに辛らつ「悲しきメッシの存在。ボールが届かない」

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イタリア紙がFWリオネル・メッシに辛辣

 ロシアW杯グループDにおいて、2戦連続で不発に終わったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについて、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が21日、特集を組んだ。

 アルゼンチンは21日、W杯グループステージ第2節でクロアチアと対戦。しかし後半に3失点を喫して0-3で敗れ、敗退の危機に追い込まれた。イタリア紙は、この日も不発に終わったメッシについて、「悲しきリオネルの存在、誰も彼にパスを出さない」「メッシはいるがボールが届かない」との見出しで分析している。

“世界最高峰のFW”の座を競う戦いは、ロシアW杯の舞台でも繰り広げられているが、現段階において、「無慈悲な構図が描かれている。CR7(クリスティアーノ・ロナウド)が大会のトップスコアラーに立つ一方、レオは初戦のPK失敗の後から消えてしまった」と綴られている。

 しかしアルゼンチン代表において、メッシの不調は驚くべきことではないという。「残念だがメッシの皆既食は、もはや皆、聞き慣れている。山場を迎えると、よく起こる現象だ。毎回、脚本が変わり、メッシがメッシになってくれることを期待するが、手だてがまったくない」と強調している。

 さらに興味深い点として、クロアチア戦の前半、チームメートの中でメッシに3回以上パスを出した選手がいなかったと指摘している。「皆が知るフオリクラッセではなく、まるでその場にいない、見えないかのようだった」と綴った。

 このほかアルゼンチンの敗因として、指揮官ホルヘ・サンパオリを挙げた。「惨事には監督も大きく寄与している。(アンヘル)ディ・マリアはベンチに残ったまま。(パウロ)ディバラや(ゴンサロ)イグアインが投入されたのは終盤だった」と采配ミスを糾弾した。セリエA得点王のFWマウロ・イカルディは招集されなかった上、「メッシと(セルヒオ)アグエロを除いた残りのメンバーは、クロアチアと比べても色あせて見える」と辛らつに綴った。

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