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[プレビュー]リーガ2強コンビ擁するクロアチア、強固なホスト国を攻略なるか!?

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[7.7 ロシアW杯準々決勝 ロシア(日本時間7日27:00)クロアチア ソチ]

 ともに久し振りのベスト8の舞台となった。70年大会以来、48年ぶりのベスト8進出を果たしたロシア代表と、98年大会以来、20年ぶりに8強まで駒を進めたクロアチア代表。チーム力を考えると守るロシア、攻めるクロアチアの図式となりそうだが――。

 “史上最弱のホスト国”とレッテルを貼られたロシアだったが、大会に入ると快進撃が止まらない。開幕戦でサウジアラビアを5-0で下して白星スタートを切ると、続くエジプト戦でも3-1の勝利を収めて早々とグループリーグ突破を決めた。第3戦ウルグアイ戦こそ0-3で落としたものの、決勝トーナメント1回戦では優勝候補の一角に挙げられたスペインをPK戦の末に下し、70年大会以来、48年ぶりのベスト8進出を果たした。

 スペイン戦同様、クロアチア戦でも相手にボールを保持される展開になることが予想されるが、DFセルゲイ・イグナシェビッチ、DFイリヤ・クテポフらを中心に堅固な壁を築き、まずは相手の攻撃をはね返したい。ボールを奪えば高い技術を誇るMFアレクサンドル・ゴロビンを経由したカウンターでゴールに迫りたいところだが、仮に得点が生まれなくても焦る必要はない。延長戦でも落ちない運動量はスペイン戦で実証済み。当然、90分で片を付けるに越したことはないが、“120分勝負”に持ち込めばスタミナで勝るロシアが立場を逆転させる可能性は十分にあるはずだ。

 グループリーグでは安定した戦いぶりを披露したクロアチアは、ナイジェリア、アルゼンチン、アイスランドを相手に3連勝の首位通過。決勝トーナメント1回戦ではデンマークに苦しめられ、1-1で迎えた延長後半にはPKの好機を得ながらもMFルカ・モドリッチがまさかの失敗。窮地まで追い込まれたものの、迎えたPK戦で守護神のGKダニエル・スバシッチが3本のシュートを止める神がかり的なセーブを見せ、初出場した98年大会以来、20年ぶりの8強入りを決めた。

 生命線となるのがレアル・マドリーの背番号10を背負うモドリッチと、バルセロナの主軸であるMFイバン・ラキティッチのリーガ2強コンビ。DFベドラン・チョルルカが「今大会で最高の中盤のペア」と語れば、FWイバン・ペリシッチが「彼らは間違いなくワールドクラス」と話すように、チームメイトからの信頼も厚い。魅惑のコンビが“違い”を生み、中央を固めるロシア守備攻略の糸口をつかみたいところだ。

■FIFAランキング
ロシア 70位
クロアチア 20位

■対戦成績
ロシア 2分1敗

■テレビ中継
NHK


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