フランス代表FWキリアン・ムバッペが良い状態を続ければ近いうちにバロンドールを獲得できると、元コートジボワール代表のディディエ・ドログバが語った。

　19歳でロシアW杯を戦うムバッペは、ラウンド16のアルゼンチン代表戦で2ゴールをマークするなど、ここまで3得点を記録する活躍を残す。同選手の活躍もあって順調に駒を進めたフランス代表は、15日にクロアチア代表とのファイナルを迎える。この一戦を前に、10代でW杯1試合に2ゴールを記録するなどペレ氏以来の快挙を成し遂げた同選手に対して、ドログバは将来的に世界をリードする選手になれるはずだと『スカイ・スポーツ』で語った。

「数年前から彼のプレーを見てきた。彼がここまでの選手に成長するのを手助けした人たちがいることを知っているよ。彼の成長をうれしく思う。仮に彼がこれからもこのように成長し続ければ、バロンドールを勝ち取ってくれるはずだ」

「フランスでマクロン大統領を交えて影響力のある人々が集まるイベントがあって、その時に彼に会う機会があった。僕たちはその時にいくつかの考えを共有し合った。彼が話し始めたとき、彼はまだ19歳なのに子供のようではなかった。話しているときの彼は非常に大人で、本当に落ち着いていた」

　また、ドログバは今大会から導入されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)についても言及。「VARの試みは成功したと思う。このような大きな大会でこのシステムを使うことは初めてだった。もちろんさまざまな意見はあったが、全体的に見てこの成果をみんなが喜んでいると思っている」と導入当初は不安の声が上がっていたものの、ここまでの63試合で大きなトラブルもなかっただけに、ポジティブな見解を示した。

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