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PK失敗に落胆するケインを指揮官が擁護「彼のゴールのおかげで今がある」

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FWハリー・ケイン(トッテナム)

[12.10 カタールW杯準々決勝 イングランド 1-2 フランス アルホール]

 1-2で迎えた後半39分、イングランドは同点の絶好機となるこの日2度目のPKを獲得したが、再びキッカーを務めたFWハリー・ケイン(トッテナム)のシュートは無情にも大きくゴールマウスを外れていった。このPK失敗は最後まで響き、2大会連続のベスト4進出は幻に終わった。

 それでも試合後、ガレス・サウスゲート監督は記者会見で「みなさんが想像しているようにハリーはとてもとても落胆しているが、彼は自分を責める理由はない。彼のリーダーシップ、そして彼のゴールがあったからこそ、われわれは今の立場にいることができているんだ。今日の結果も100分間のフットボールによる結果だ」とフォローした。

 また「もしPKが成功していたとしても、勝つためにはもっとたくさんのことをする必要があったはずだ。非難するはずがないし、一緒に行き詰まっていくだけだ。勝つ時も負ける時も一緒だ」とし、チームの戦いぶりについても「彼らがやってきたことについて誇りに思っている」と称えた。

 MFジョーダン・ヘンダーソン(リバプール)も『ITV』のフラッシュインタビューで「ハリーはこれまでどれだけ多くのPKを決めたか、どれだけ多くのゴールで貢献してきてくれたか」と擁護しつつ、「彼はもっとこれから強くなっていく。ワールドクラスのストライカーで、われわれのキャプテンは必ず立ち直る」と力を込めた。

 一方、ケインはイギリス『BBC』の取材に応じ、「われわれには良い時間帯があったし、良いチャンスがあったけど、フットボールは細部で決まる」と述べつつ、「キャプテンとして、PKを失敗した者として、敗れた責任を負う」と自身に責任を向けた。ケインはこの日、1点目のPKでウェイン・ルーニー氏が持つ同国代表最多記録の通算53点に並んでいたが、単独トップに立つことはできなかった。

(取材・文 竹内達也)

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