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スペインが女子W杯初優勝!! “欧州女王”イングランドを破って世界の頂点に

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[8.16 女子W杯準決勝 スペイン 1-0 イングランド]

 女子ワールドカップは20日、スタジアム・オーストラリア(シドニー)でファイナルを行った。スペイン女子代表はイングランド女子代表に1-0で勝利し、初優勝を果たした。

 どちらが勝っても初優勝のラストマッチ。スペインはパスで攻撃を組み立てると、イングランドはアグレッシブな攻めで脅かす。試合は立ち上がりから一進一退の攻防となった。イングランドはクロスバー直撃のシュートを放つと、スペインはゴール前で決定機。しかし、互いに先制点が遠いまま時計の針を進めた。

 すると、前半29分にスコアが動いた。スペインは自陣ハーフウェーライン付近で相手のボールを奪うと、MFテレサ・アベレイラが右サイドから逆へ展開。ボールを収めたFWマリア・フランチェスカ・カルデンテイ・オリバーが溜めを作って味方の攻め上がりを待つと、オーバーラップで駆けてきたDFオルガ・カルモナに預ける。最後はペナルティエリア内左から左足でゴール右下に突き刺してカウンターを完結させた。

 試合はスペインの1点リードのまま前半を折り返すと、同点ゴールが欲しいイングランドだが、後半の入りから押し込まれる展開。GKメアリー・アープスが好セーブでピンチを凌ぎ、味方の反撃を待つ。同9分には、右サイドのFWクロエ・ケリーからのクロスをFWローレン・ヘンプが合わせたが、シュートは枠を捉えることができなかった。

 すると後半23分、スペインに追加点のチャンスが訪れる。前のシーンでゴール前に迫ったスペインは、カルデンテイ・オリバーがペナルティエリア内に侵入すると、コントロールしたボールがイングランドDFキーラ・ウォルシュの手に当たり、ビデオアシスタントレフェリー、オンフィールドレビューの結果、ハンドの判定に。このPKのキッカーをFWジェニファー・エルモソ・フエンテスが務めたが、右を狙ったシュートはアープスが抑えて難を逃れた。

 試合は終盤にかけて攻撃の手を強めたイングランドだが、1点が遠い。スペインが1-0で逃げ切り、欧州女王を撃破した。

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