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[MOM627]静岡学園DF伊藤翼(3年)_万能型DFが静学の強化ポイント埋める活躍

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.14 ミズノカップU-18IN熊本2012サバイバルマッチ 佐賀北0-6静岡学園 熊本総合運動公園補助競技場]

 難敵・佐賀北から6得点を奪った攻撃陣には「ミスが多い」と厳しかった静岡学園・川口修監督だったが、CBとして起用したDF伊藤翼(3年)については1対1の対応、静岡学園の攻撃の起点となるフィードにおいても及第点を与えていた。

 全国高校総体準々決勝で敗れた三浦学苑戦ではフィードでのミスと対人の対応の拙さが目立ち、DF陣は最後まで落ち着かなかった。左DFとして出場した伊藤も納得のいくプレーはできなかった。この日も「全体的にミスが多くて、課題のバックラインの押し上げも遅かった。良いとは言えないです」と反省していたが、中盤、最終ラインの複数ポジションで安定したプレーを見せるDFとしてはチームの強化ポイントであるCBで結果を残し、冬へ向けてCBとしてのプレー機会を増やすであろう動きを80分間して見せた。
 
 昨年の全国総体準優勝メンバーでもある伊藤の将来の夢は、亡き父と同じ「サッカー指導者となること」だ。父・博人さんは神奈川の強豪・横浜ジュニオールSCの創設者。伊藤は中学時代から静岡学園でその技を磨いてきたが、今後は大学へ進学して、指導者として経験を積み、いつか好選手を育てることを願っている。今は目の前の練習、試合に集中。静岡学園で学んできた6年間を後悔することのないように全力でプレミアリーグ、選手権への準備を進める。
 
(取材・文 吉田太郎)
2012ミズノカップIN高知特設ページ
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