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[プリンスリーグ東海]SBS杯でU-19代表、世界相手に奮闘、浜松開誠館DF袴田「長友選手のように」

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[8.30 高円宮杯プリンスリーグ東海第10節 浜松開誠館高 3-2 藤枝明誠高 藤枝明誠高G]

 浜松開誠館高は静岡ユース(U-18静岡県選抜)の一員としてSBS杯国際ユースサッカー大会に出場し、U-19日本代表やU-19コロンビア代表などと戦ったDF袴田裕太郎(3年)が勝利に貢献した。「自分がもっと積極的に攻撃参加していかないと、攻撃の厚みが出ない。自分が上がることでチームの良さも出てくるし、攻撃力も出てくる。自分がもっと走ってやらないといけない」と満足していなかったが、登録181cmの長身DFはその高さと絶妙なタイミングでのインターセプトなどで勝利に貢献。この日、数は少なかったが、インターセプトから個人で持ち上がり、決定的な左足シュートも放つなど、その攻撃性能の高さでも藤枝明誠高を苦しめた。

 チームでは3バックの左サイドを担うが、SBS杯では左SBとしてプレー。特にコロンビア戦では段違いのスピードやテクニックを持つ相手を封じることを求められたが、出場40分間は得点を許さなかった。予測の速さも抑えることができた要因。「相手が一個上の選手ばかりで身体能力のところで劣ってしまう。だから自分は予測するところを重視している。それはチームでやっている相手より速く動くというところなんですけど、そこで速く行くことで身体能力の面も埋めることができる。(SBS杯では)自分の良さ、ヘディングとかは発揮できたと思うんですけど、イージーミスとかあったし、もっと攻めたかった」。出来たプレーもあったが、満足はしていない。「サイドでどんどん駆け上がって長友選手のようにやっていきたい」という注目DFは、SBS杯やこの日の反省を活かしてより走って、攻めて、選手権初出場、プレミアリーグ昇格を狙う浜松開誠館の良さをより引き出す。

(取材・文 吉田太郎)

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