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[ミズノカップU-18IN熊本]混戦の岐阜突破へ各務原は「決勝でベストパフォーマンスできるチームに」

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[8.15 ミズノカップU-18IN熊本9~16位決定戦1回戦 各務原高 2-0 鳴門高 熊本県民総合運動公園スポーツ広場]

 各務原高(岐阜)は2年生MF長瀬虹汰とゲーム主将のFW和田遼馬のゴールによって鳴門高(徳島)に2-0で勝利。来年度のミズノカップU-18 IN熊本へのシード出場権を獲得したチームは大会最終日にも、2年生MF桝井諒の先制ゴールとMF後藤創の2得点と広島観音高(広島)に3-1で競り勝って11位で夏のミズノカップを終えた。
 
 梅野剛監督は「DFラインの安定がひとつのテーマだったんですけど、まだまだこのレベルでは通用しないところがあった。(このレベルを相手に)チームとして戦うにはどうするか。守備一辺倒ではなくて守備しながら攻撃を狙うためには誰をどこのポジションにというところで試合をしながら、最後形になったのでそこは良かった」と大会を振り返った。

 我慢するところは我慢しながら、和田と後藤を中心としたカウンターでシュートまで持ち込むことができていた。またサイドを駆け上がったSB吉永翼が決定的なクロスを放り込むシーンもあった。大会後に和田は「この遠征の集大成として広島観音とできて勝てて良かった。先制することができて、自分たちのやるべきことであるクロスもできて、チームのリズムもできていた」と振り返る。今後のリーグ戦や選手権予選へ向けて自信もつけるミズノカップとなった。

 今年の新人戦で優勝している各務原は岐阜工高や帝京大可児高、大垣工高と並んで岐阜屈指の強豪校。だが、選手権予選では決勝で負け続けて、04年度大会を最後に全国大会出場がない。梅野監督は「決勝でベストパフォーマンスというのが今年のチームのテーマで。決勝でベストパフォーマンスが出せるように意識してトレーニングでもそのくらいの緊張感を持ってやらないといけないと言っている。ただ、今回の初戦も優勝した九国さんにセットプレー2発。それまでいい試合をしていても、勝負どころが課題。あと2か月頑張ります」。今年こそ混戦の岐阜を突破して全国へ。決勝でベストパフォーマンスを発揮できるチームになって「全国大会に出場することです」(和田)という目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)
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