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U-19代表候補合宿から中1日で日本高校選抜合宿参加。GK佐藤瑠星は憧れの舞台に立つために成長とアピール続ける

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U-19日本代表候補のGK佐藤瑠星(大津高3年→筑波大)は日本高校選抜の活動でアピールを続ける

 GK佐藤瑠星(大津高3年→筑波大)は今月2日までU-19日本代表候補合宿(千葉)に参加。中一日で4日スタートの日本高校選抜合宿(静岡)に臨んでいる。

 佐藤はU-19代表候補合宿について、「他のGKから良い刺激をもらって、トレーニングしていく中で自分の足りないものや通用するものがあって、自分の立ち位置が分かるキャンプでした」と振り返る。

 U-19代表候補合宿初日に行われた関東大学選抜との練習試合は45分間で3失点。連係の乱れが失点に繋がってしまうシーンもあった。「自分の特長などをあまり出せずにチームに貢献するプレーが全然なかった。非常に悔しいという感じです」。中学2年生でGKをはじめ、大津で進化して世代屈指の守護神になった佐藤だが、まだまだ成長しなければならないことを実感する合宿になったようだ。

 U-19代表候補合宿では、川口能活GKコーチの指導の下、GKバーンズ・アントン(町田)、GK春名竜聖(C大阪U-18)と競争。同世代でプロ入りしたバーンズ、U-18世代から個人昇格してきた春名と差を感じる部分、また負けていないことを再確認した部分もあったという。

「2人は落ち着いてプレーができているのがある。足元の技術も当たり前にやれている。(自分は)そういうところはまだまだだなと思いますけれども、ハイボールは自分どんどん出て行けるのもありますし、俊敏性も自分が一番デカイんですけれども負けていないと思います」。それぞれをまた磨き上げて、次回の活動に選ばれることを目指す。

 佐藤が大学生活での目標に掲げている一つが、23年U-20ワールドカップ出場。「最初は目標にもしていなかったんですけれども、自分がどんどん評価されて、もっとやらないといけないと思いますし、日本を代表することで凄く嬉しいですし、これからも日本を代表するプレーヤーになっていきたい。(U-20ワールドカップは)今の自分にとっての憧れ」という舞台に立つため、常に高いパフォーマンスを続けることにもこだわる。

 今回の日本高校選抜の活動もアピールのチャンス。合宿初日はDF陣やGK陣の好守が光っていた。「目に見える結果を大事にしたい」と語る守護神はまず高校選抜のライバル、GK吉田優翔(桐光学園高3年)、GK鮎澤太陽(尚志高2年)とのポジション争いで上回ることに集中。そして、静岡ユース選抜と戦う「第37回静岡県ヤングサッカーフェスティバル」(3月6日、草薙)と大学選抜に挑む「第36回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会」(3月9日~13日、Jヴィレッジ)でチームの勝利に貢献する。
 
(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2021

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