beacon

[デンチャレ]敗戦悔しがる2年生ドリブラー。日本高校選抜MF阪田澪哉は「自分の特長を出していかないと」

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本高校選抜の注目ドリブラー、MF阪田澪哉(東山高2年)は大学生相手に持ち味を出すことを誓う

[3.9 デンチャレGL第1節 東海選抜 3-0 日本高校選抜 Jヴィレッジ]

 日本高校選抜のMF阪田澪哉(東山高2年)は、3月6日の静岡県ヤングサッカーフェスティバルの静岡県ユース選抜戦に続き、右SHで先発出場。後半は左SHとして、右SHに入ったMF藤森颯太(青森山田高3年→明治大)とともにサイド攻撃の中心となっていたが、敗戦したこと、また自分の力を出し切れなかったことを悔しがっていた。

 阪田は特に前半の内容を反省する。「大学生相手に最初、自分の良さを出せなかった」。カウンターなど幾度か右サイドから仕掛けるチャンスはあった。だが、味方へのパスを選択するなど個で行き切ることができず。チームも押し込まれる中、前半で2点を奪われてしまった。

「最初の大学生の圧に自分も引いてしまったところがあった」と阪田。2年生ながら日本高校選抜入りしている阪田は、高体連トップクラスのサイドアタッカーだ。全国高校選手権では優勝校・青森山田高相手にも突破力を発揮。日本高校選抜でも選考合宿や大学生との練習試合などで縦への強烈なドリブルでチャンスを生み出し、ゴールも決めていた。

「サイドでの1対1だったら自分は自信があります」。ただし、この日は大学生との真剣勝負でやや受け身に。後半は前を向いてドリブルにもチャレンジしていたが、本人は「縦突破がきょうあまりできていないので自分の特長を出していかないといけない。自分のスピードを活かすためにもっと練習しないといけない」と満足していない。

 そして、阪田は「サッカーに年齢は関係ないのでチャレンジャー精神持ってゴールという結果を表したい」。今大会は残り3試合。切り替え、カバーリングの速い大学トップレベルとの戦いでもドリブルで打開し、ゴールをもたらす。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2021
●第36回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会特集

TOP