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武蔵越生は初の関東大会まであと一歩。ポストに2度阻まれ、埼玉準決勝で惜敗

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後半34分、武蔵越生高FW今野達也の左足シュートはわずかに外れた

[4.27 関東大会埼玉県予選準決勝 正智深谷高 2-0 武蔵越生高]

 初の関東大会出場を目指した武蔵越生高は、準決勝で敗れたものの、関東大会予選で過去最高タイの3位に食い込んだ。この日も、1年時に選手権予選準優勝を経験しているGK関根拓郎(3年)を中心とした隙のない守りと3トップの破壊力で正智深谷高を苦しめた。

 前半19分にFW荒関龍(3年)の右足ミドルが左ポストをヒット。関根の好守もあって前半を0-0で折り返すと、特にFW笛木亮成(3年)とFW今野達也(3年)を同時投入した後半7分以降は流れを傾けていた。

 だが、優勢に試合を進めていた時間帯に先制することができず、逆に20分にセットプレーから失点。34分には右サイドを突破したMF安西歩夢(3年)のラストパスを今野が左足で合わせたが枠を外れ、38分には今野の左足FKが右ポストを叩いた。
 
 そして直後の失点によって、0-2で敗戦。井上精二監督は「決め切るというのが今後大事になってくるかなと思っています」。後半の飲水タイム直前の失点は、西武台高に惜敗した昨年度の選手権予選準々決勝と同じ。課題を改善し、インターハイ予選で96年度以来となる全国出場を狙う。

(取材・文 吉田太郎)

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