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できていなかった自分の「仕事」。東海大大阪仰星CB森田敬太朗主将が徹底し、1-0勝利に貢献

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1-0で勝利の東海大大阪仰星高CB森田敬太朗主将が仲間たちと称え合う

[4.30 高円宮杯プリンスリーグ関西1部第5節 東海大大阪仰星高 1-0 阪南大高 J-GREEN堺 S2]

「これまでの3試合は仕事ができていなかったので、今日も試合の途中でも(中務雅之監督に)言ってもらったんですけれども、自分の責任と仕事がどれだけできるかだと思っているので、そこを頑張っていこうと思っています」

 大阪の強豪、東海大大阪仰星高のCB森田敬太朗主将(3年=奈良YMCAサッカークラブジュニアユース出身)は、リーグ首位の阪南大高相手に自分の「仕事」を徹底。「身体を張るとかボールを奪うとか、後ろに引いてしまうときが自分はあるので前で奪うことを自分は意識しています」という「仕事」をやり切った。

 シュートを打たせない、接点で勝つ、相手のアタッカーに仕事をさせない、そして無失点に抑えることは、CBの自分がやるべきこと。前半は阪南大高に押し込まれる時間帯が続き、後半に先制した後は相手の反撃に苦しめられた。

 それでも、森田は自分の「仕事」を徹底し、CB高橋哲也(3年)や右SB大濱匠功(3年)、MF竹村龍太郎(3年)らと守り抜いて無失点勝利。「前の選手もハードワークしてくれましたし、後ろも声を掛けながら全員身体を張れたので良かったと思います。ゼロで抑えたのが今日は良かったと思います」と主将は仲間たちを讃えた。

 森田は「(中務)監督にはデ・リフトとか若いのにキャプテンしていたり、そういう選手になれと1年の時に言われました」と振り返る。年下でもリーダーシップを持ってチームの意識を高めること。声を出す部分などまだまだのところもあるが、チームとともに成長してきている。

 母親同士の親交があったこともあり、OBで、現関西学生選抜のMF美藤倫(関西学院大)から勧められて東海大大阪仰星での挑戦を決意。「仰星の練習とかは自分らで考えることとかも多いので、そこで自分らで考えて成長していると思います」という。そのチームで今年結果を出すことも目標だ。

「このプリンスをやっていく中で相手の特長とかも意識しながら、勝つこと、全国へ行くことを目標にやっているので頑張ろうと思います」。リーダーとしてチームのスタンダードを高め、試合では自分の「仕事」を必ずやり通す。

(取材・文 吉田太郎)
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