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[MOM3829]九州国際大付FW安高羅央(1年)_身のこなしと走力秀でるFWが先制点。普段以上の声がけも

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九州国際大付高FW安高羅央が前線でボールを収める

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.3 球蹴男児 U-16D1第10節 九州国際大付高 4-3 鹿児島城西高 大津町運動公園多目的広場]
 
「今の時期は個の成長をチームとして掲げているので個を磨いていって、3年生になった時は選手権で優勝できるようにチームとして頑張っていきたい」

 九州国際大付高(福岡)は178cmのFW安高羅央(1年=FCグローバル出身)が先制点を決め、前線での競り合いやボールキープなどでも存在感。マン・オブ・ザ・マッチに選出されたストライカーは、個の成長とチームでの活躍を誓った。

 この日は前半30分、右クロスのこぼれ球に反応。「九国に入ってからシュートを練習していて、そのシュートが1本目で出たので良かった」という右足シュートをゴール左隅へ流し込んだ。

 梶川恭平コーチが「身体の使い方が巧い。めっちゃ走る」と評するように安高は身のこなしに秀で、バランスを崩さずにプレーする。そのFWは接戦の中で普段以上の声がけ。「これまでは試合中あんま喋ることはなかったけれど、声を掛け続けたので評価されたと思います」と微笑んでいたが、その姿勢がチームの逆転勝ちにも繋がった。

 ただし、満足はしていない。「お互い後半点を獲りに行くとなった時にキツくなってしまって、チームに対してこういうボールが欲しいとか要求することができなかったので、90分通してそういう要求をして、どの時間帯でも決められる選手になりたい」と誓う。

 目標はFW大迫勇也(神戸)のように、自分よりも大柄なDFを背負っても負けずにボールを繋ぎ、ゴールを決め続ける選手。「身体を大きくして、どんな選手が来てもチームのために貢献できるような選手になりたい」。目標とする姿になって、中学時代から憧れていたチームを勝たせる存在となる。

(取材・文 吉田太郎)
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