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[球蹴男児 U-16]熊本学園大付MF今村涼聖はAチーム公式戦後に合流。先輩たちを「絶対に越えたい」

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熊本学園大付高期待のレフティー、MF今村涼聖

[5.4 球蹴男児 U-16D2第1節 熊本学園大付高 1-2 筑紫台高 大津町運動公園多目的広場]

 熊本学園大付高MF今村涼聖(1年=荒尾FC出身)はこの日、Aチームが戦った熊本県1部リーグ後に合流。後半途中からピッチに立ち、「今日は点を獲りに行くことを意識していました」。

 攻撃的なボランチは、左足を駆使したドリブルとシュートが特長。1点を追う展開の中でボールを引き出し、マークを外して左足シュートを打ち込むシーンもあった。だが、「ドリブルで抜いたりはできたんですけれども、最後ゴール前で仲間とのコミュニケーションが取れなかった」。FW赤星展太やFW岡山智哉とともに迫力のある攻撃を繰り出していたが、筑紫台高の粘り強い守りの前に同点ゴールを奪うことはできなかった。

 今村は、Aチームでもドリブルやボールキープの部分では通用していると実感。プレースタイルの近いチェルシーのイングランド代表MFメイソン・マウントを参考にイメージトレーニングを重ねている。1学年の先輩FW吉良駿希に憧れて熊本学園大附へ進学。現在怪我で離脱中の吉良が復帰した際は一緒にプレーできるように、ポジション取りを目指している。

 球蹴男児U-16リーグの目標は1部リーグに昇格することだ。熊本学園大付は17年に佐賀東高や鵬翔高を破り、長崎総合大附高、鹿児島城西高と引き分けるなど18チーム中9位。リーグ上位の攻撃力を発揮するなど健闘したその世代は、3年生となった19年のインターハイ熊本県予選で準優勝している。

「今年チームで決めた目標はD2で上位リーグに入って2位以内を取りに行く。(先輩たちを)絶対に越えたい」と今村。17年の世代も指導している青山晃士コーチが期待を寄せる今年のチームは、個を伸ばし続けて卒業までに新たな歴史を築く。
 
(取材・文 吉田太郎)
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