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[MOM3997]鹿島学園MF木内篤志(1年)_先制弾。先輩FWのように活躍し続け、「目標にしてもらえる選手に」

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鹿島学園高MF木内篤志は関東Rookie League最終節で先制点を決めた

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.3 関東Rookie LeagueAリーグ第11節 帝京三 0-2 鹿島学園高 時之栖うさぎ島G]

 鹿島学園高は前半12分にMF木内篤志(1年=鹿島アントラーズジュニアユース出身)が先制ゴール。「(味方のクロスを)相手がクリアして、ボールが高く上がって難しかったんですけれども、とりあえず枠に打つということだけ意識してシュートを打ちました」という一撃でチームを勢いづけた。

 木内はAチームで経験してきた1年生アタッカー。鹿島ジュニアユースからユースチームに昇格することは惜しくもできなかったが、「(鹿島育成組織から鹿島学園へ進学し、鹿島トップチームで活躍した)上田綺世選手の影響もあって」鹿島学園に進学してきた。

 身長は160cm台と小柄だが、「前にドリブルしてクロスを上げ切ったりするところは武器です」。縦へのドリブルでチャンスメークし、また崩しに係わってシュートを打ち込む。この日は決定的なヘッドがゴールカバーしたDFに阻まれるなど1得点に終わったが、Rookie Leagueでは流通経済大柏高(千葉)戦と市立船橋高(千葉)戦でもゴール。レベルの高いリーグ戦でも攻撃の特長は発揮できたという実感がある。

 一方で課題は守備。「球際が弱かったり、組織的な守備ができていなかったりしたのでそこは改善したいです。攻撃で目立てる選手かつ、守備でもハードワークできて攻守で貢献できる選手になりたい。自分を目標にしてもらえる選手になれるように頑張りたいと思います」と意気込む。

 鹿島学園は優勝した西武台高(埼玉)や市立船橋に逆転負け。力はあるものの、なかなか白星を重ねることができず、Bリーグ降格となった。それでも、木内が「今までなかなか勝てなくて降格が決まってしまっていたんですけれども、1年生ラストの試合で絶対に勝ちたいと思って試合をしていました」というゲームで快勝。リーグ戦で学んだことを今後の飛躍に繋げる。

「身近に上手い選手や活躍している選手がいるので、良いものを吸収して自分も活躍していきたい。早くAチームに入って選手権で優勝したいし、その中で自分も活躍できる選手になりたい」。先輩の上田のようにステップアップして、より上のステージへ。そして、自分も目標とされる選手になる。

(取材・文 吉田太郎)
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