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[NB CHAMPIONSHIP U-16]高校進学後にコンバート。スピード備えた大型SB松本果成は“流経の酒井宏樹”へ

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流通経済大柏高期待の大型右SB松本果成(上州FC高崎出身)

[9.18 NB CHAMPIONSHIP U-16準々決勝 前橋育英高 0-3 流通経済大柏高 時之栖うさぎ島G]

「今後もっと運動量増やしてオーバーラップだったり仕事量増やして、CBのカバーだったりチームを支える選手になりたい。コーチ陣からも『酒井宏樹みたいになれるんじゃないか』と言われていたので、トップで活躍している選手のようになっていければ良い」

 流通経済大柏高の右SB松本果成(上州FC高崎出身)は、182cmの長身でスピードも備えた注目株。高校進学後にSHからSBへコンバートされた当初は「あんまりやったことがないので戸惑っていて、一番はポジション取りですね、ポジション取りは一番悩んだりしました」と振り返る。

 現在も切り替えのスピードやスプリントの本数、体力面などまだまだ課題もあるが、積み重ねてきたことで8月頃から台頭。関東Rookie Leagueで続けてチャンスを得ると、地元・群馬の前橋育英高戦で好プレーを披露。安定して活躍できるようになってきたSBは、この日の前橋育英戦で「切り替えの面を速くしたり、常に相手のSBに出るところのインターセプトを意識していた」。切り替えの速い攻守と縦への推進力ある動きなど特長を発揮し、3-0の勝利に貢献した。

「(初出場した)帝京戦で使ってもらえなかったらここまで伸びていない。攻撃参加やドリブルで中に入ったり、クロスだったりは他の選手よりも上にいっているかなと思います」と自己分析。日本代表SB酒井宏樹同様、大型でスピードがある元SHのSBはまだまだ伸びそうだ。

「newbalance CHAMPIONSHIP U-16」は19日に準決勝・決勝が行われる。松本はトップチーム帯同中の選手たちがいなくても勝ち抜くことを誓い、「1点は点を獲りたいです」。真剣勝負の2試合を経験し、より成長して大会を終える。

(取材・文 吉田太郎)

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