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東山は「左」も強力。U-16代表候補歴持つWB仲里勇真は選手権でアシスト、ゴール誓う

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東山高左WB仲里勇真(3年=セレッソ大阪西U-15出身)

[12.3 高円宮杯プリンスリーグ関西2部第18節 近大附高 1-3 東山高 J-GREEN堺 S3]

 前半、右のJ内定MF以上の攻め上がりを見せていた。東山高(京都)左WB仲里勇真(3年=セレッソ大阪西U-15出身)は、精力的なオーバーラップ。3バックの左でもプレーする仲里だが、「ドフリーでもらったりすることが多くて、攻めることが多くて楽しい」というWBのポジションで抜群の走力と力強さを発揮していた。

 この日、右WBを務めたU-18日本代表MF阪田澪哉(3年)はC大阪内定の高速アタッカー。左の仲里もU-16日本代表候補歴や、J2クラブへの練習参加経験を持つ実力派だ。本人は「もっとクロスたくさん上げたり、今日もシュートシーンとかあってそこも決めていけるようにしたいです」。また前方に位置するMF清水楓之介(3年)とのコンビネーションをもっと高めて、2人で崩したり、シュートへ持ち込んだりする回数を増やすことを掲げていた。

 2年前、U-16日本代表候補合宿で成長する必要性を痛感した。「みんな、パスや前を向くのが上手くて、プレスに行っても剥がされたりしていて、SHとの連係とかとあんまり連係できなくて」。それでも、課題の改善と肉体強化に取り組み、大舞台でも活躍できるサイドプレーヤーに成長している。

 憧れはポジションこそ違うものの、同じ左利きで技術力の高いMFフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)。関西の強豪大学を経てプロ入りを目指す仲里は、「セットプレーのキックとかクロスのボールなどを見て欲しいです。(理想は) 自分で剥がしたりしてクロスやビルドアップで係わっていきたい」と語る。

 選手権で勝ち上がれば、高校選抜などに選出される可能性も十分。「(選手権は)クロスをたくさん上げてアシストだったり、1点は決めたいです」。チームの勝利に貢献し、自身の評価も高める。

(取材・文 吉田太郎)
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