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[鹿児島ユース(U-17)フェスティバル]鹿児島実の10番FW伊地知龍之介「鹿実をもう一度強くするために結果が必要」

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鹿児島実高のエースFW伊地知龍之介(2年=FC KAJITSU出身)

「第1回鹿児島ユース(U-17)サッカーフェスティバル」が、24日に鹿児島県内で開幕した。全国高校選手権優勝2度の伝統校、鹿児島実高(鹿児島)は京都橘高(京都)と初戦。序盤はやや受け身な展開となったが、初先発という1年生FW梅木俊介が思い切りの良いシュートでチームを活性化する。

 チームはセカンドボールの回収やハイプレスでのインターセプトからシュート本数を増加。前半終了間際の29分には、右サイドを梅木が抜け出し、ラストパスのこぼれ球をMF原口順多(2年)が押し込んだ。先制した鹿児島実は、MF長野颯空(2年)や原口の仕掛け、また後半存在感を増したエースFW伊地知龍之介(2年)のポストプレーから追加点を狙う。22分に追いつかれた直後、右SB東中凪音(2年)の右足ミドルが左ポストをヒット。跳ね返りから原口がゴールを破るもオフサイドで取り消され、逆に後半終了間際の失点によって逆転負けした。

 多くのレギュラーを残す新チームは期待の世代。その中心人物である伊地知は、鹿児島県内の同世代の選手たちを引っ張ってきたプレーヤーだ。身体を張ったボールキープや、得点感覚の高さが特長。名門復活へ強い思いを持つ伊地知が、「誰にも負けない強み」や「23年シーズンの目標」、「第1回鹿児島ユース(U-17)サッカーフェスティバル」で得たいことなどについて語った。

鹿児島実高FW伊地知龍之介(2年=FC KAJITSU出身)
―京都橘戦の感想を教えて下さい。
「まだ自分たちは全然形とかできていなくて、勢いだけとか気持ちだけとかあるんですけれども、そこで1点取れて、途中は自分たちの流れだったんですけれども、最後ら辺でやっぱり失点して、もう1点やられて経験とか足りないと思いました」

―「第1回鹿児島ユース(U-17)サッカーフェスティバル」で得たいことは?
「鹿児島県に色々な県から来てくれるので。県内だけでなくて他の地方のサッカーをしっかりと学んで、そこで勝っていけるように自分たちのサッカーを出せるようにしていきたいです」

―鹿実の新チームはどのようなチーム?
「去年から出ているのが結構多いので。個人個人の能力はあると思うんですけれども、まだ最後の甘さだったりがあるので、そういうところが課題です」

―22年はどのような一年だった?
「去年は2年生になって、自分が結構出るようになったので、インターハイとか選手権とかでも注目されるくらいになってやろうと思っていたんですけれども、全然思ったような結果が出なくて、良くはなかったです」

―誰にも負けていない武器、ストロングポイントは?
「身体を使って、相手に身体を当ててボールを収めたり、ゴール前でボールがこぼれてくるとかを予測して速く反応するところだと思います。(この日も目立っていたが、)もっと強くしていきたい」

―23年はどのような一年に?
「高校生活最後の一年なので、鹿実をもう一度強くするために結果が必要なのと、あと個人的にも注目されると思うのでそこでしっかりと結果を出していきたいです」

―今後どのような選手になりたい?
「何でもできるような、守備も全力で行って、攻撃も色々なことができる選手になりたいです」

(取材・文 吉田太郎)

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