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[鹿児島ユース(U-17)フェスティバル]新生・鵬学園の中軸、MF丸山哉太「星稜に勝つことしか考えていない」

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鵬学園高MF丸山哉太(2年=ウイングスSC)が浮き球をコントロールする

[12.24 鹿児島ユース(U-17)フェスティバル 鵬学園高 0-1 修徳高 半端ない人工芝サッカー場]

「第1回鹿児島ユース(U-17)サッカーフェスティバル」が、24日に鹿児島県内で開幕した。来季プリンスリーグ北信越へ昇格する鵬学園高(石川)は、今大会初戦で修徳高(東京)と対戦。前半に2度3度と相手GKとの1対1のチャンスを作りながらも、得点することができない。逆に試合終盤、相手の速攻への対応が遅れる形でアンラッキーな失点。0-1で敗れた。

 関東1部の強豪大学へ進学するCB八十島陸翔主将(3年)をはじめ、現3年生は攻守に充実の陣容。それでも、宿敵・星稜高との選手権予選決勝は不用意な失点からリズムを崩し、3年連続の準優勝に終わっている。打倒・星稜、石川制覇への再スタート。この日は新チームの要である鈴木樟(2年)が前半にCB、後半はボランチで潰し役を果たしていた。また、期待のGK山本裕樹(1年)やFW山田春斗(1年)、CB加藤悠斗(2年)らが強豪校との戦いを経験。昨年から先発を務めるMF丸山哉太(2年)は、「今年こそ」を誓う。

 球際の強度や鋭い動きが持ち味の丸山はボランチ、SHとしてチームに活力、推進力を加えるプレーヤー。その丸山が「誰にも負けない強み」や「23年シーズンの目標」、「第1回鹿児島ユース(U-17)サッカーフェスティバル」で得たいことなどについて語った。

鵬学園高MF丸山哉太(2年=ウイングスSC出身)
―試合の感想を教えて下さい。
「個人としてはこの冬、自分で打開するというか、前を向いてチャンスメークしたりというところを目標にやっています。その部分に関してはちょっとボールロストが多かったり、敵があまり見えていなかったりして、中心な感じでチャンスメークできたりできなかったりなので、個人としてはあんまり納得が行っていないですけれども、チームとしては今、守備連動して奪うとかやっていて、今までやってきた練習の成果は出てきているのかなと思います」

―「第1回鹿児島ユース(U-17)サッカーフェスティバル」からどういうことを得て帰りたい?
「インターハイ、選手権で全国で戦うために、この冬まず全国のチームとやれて、自分たちの持っているものを出せたりできるかというのを意識して、チャレンジして、課題を持って帰りたいです」

―22年はどのような1年だった?
「自分は2年生のところでチームを引っ張ることを監督からも言われていて、意識してやってきて、でも星稜に最後負けてしまって、自分、甘えてられないなと。今年、チームの先頭に立って去年以上にやっていかないといけないのかなと思っています」

―誰にも負けていない武器、ストロングポイントは?
「球際です。まだ奪いきれないところがあるんですけれども、強く相手に前を向かせなかったり、そういうところとゴール前ではミドルシュートを意識しています。ミドルシュートは中学校の頃から得意というか、打ったら入るという感じです」

―ボランチとSHでプレーした。
「自分的にはボランチをやりたいんですけれども、自分としてはまだまだかなと」

―鵬学園の新チームはどのようなチーム?
「今年は自由です。一人ひとりがちゃんと自分の意識を持ってやれているのかなと思います。それが人に合わせちゃったり、悪い方向に出やすいところもあるけれど、自分の意志をしっかり持ちながら周りも尊重できるような協調性のあるところはチームの色かなと思います」

―23年をどのような一年にしたい?
「人としてチーム全員で成長しながら絶対に星稜に勝てるように。星稜に勝つことしか考えていないです」

―今後どのような選手になりたい?
「一人で打開できたり、アイツがいれば何とかなるかな、アイツにボールを渡しとけば何とかしてくれるかな、というボール入る前にそう思われるような選手になりたいです」

(取材・文 吉田太郎)

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