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[鹿児島ユース(U-17)フェスティバル]光る前線でのハードワーク。九州国際大付FW浅川慶太郎「自分のプレー一つで流れが変わるような選手に」

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前線でのハードワークが光る九州国際大付高FW浅川慶太郎(2年=筑後FC出身)

[12.25 鹿児島ユース(U-17)フェスティバル 九州国際大付高 8-0 佐賀清和高 ユニータ]

「第1回鹿児島ユース(U-17)サッカーフェスティバル」は25日、予選リーグ2日目を行った。22年インターハイ出場の九州国際大付高(福岡)は第3節で佐賀清和高(佐賀)に8-0で快勝。だが、MF藤井滉稀(2年)やFW濱中翔太(2年)ら主軸候補の半数近くを欠いている今大会はまだまだ課題が多く、予選リーグは1勝2敗で3位に終わっている。

 佐賀清和戦は前半FW田中航世(2年)の2得点とFW三好来(2年)、左SB田中翔太(2年)のゴールによって前半だけで4得点。後半も前からボールを奪いに行き、課題の前へ出る姿勢が出てきたという187cmCB山本遥斗(2年)ら最終ラインもシュートを打たせない。後半もMF和賀井翔琉(2年)とMF安高羅央(1年)がそれぞれ2得点を奪った。

 FW浅川慶太郎(2年)は今大会、MF一木拓翔(2年)とともに攻守のスイッチ役に。SHからFWへ転向した浅川は、前線での献身的な攻守でチームに勢いをもたらしている。178cm、71kgのサイズとコンタクトの強さ、スピードも魅力。その浅川が「誰にも負けない強み」や「23年シーズンの目標」、「第1回鹿児島ユース(U-17)サッカーフェスティバル」で得たいことなどについて語った。

●九州国際大付高FW浅川慶太郎(2年=筑後FC出身)
―佐賀清和戦の感想を教えて下さい。
「自分が途中から入って、点数は入っていたんですけれども、もっと点を決めて流れを変えたくて入って、前から追って、前からハメて、取って、自分が点を決めるというイメージだったんですけれども、取れなくて悔しい試合でした」

―今大会はハードワークで貢献することができている。
「昨日も鹿児島ユナイテッドに0-1で負けている中、走って前から奪って、GKをかわして点を決めることができました。勝ちたかったですけれども、すぐに2失点してしまった。それも悔しいです」

―「第1回鹿児島ユース(U-17)サッカーフェスティバル」から持ち帰りたいことは?
「良いチームがたくさん集まっていると思うので、他のチームの良い部分を盗みながら、自分でできることを考えて良いところだけ盗んで帰りたいです」

―22年はどういう一年だった?
「去年はSBとSHをしながらポゼッションとかが難しくて試合にもあまり出られず、去年は本当に悔しい一年で。自分の代になって普段の私生活から変えて、寮生活もしていてサッカーに費やす時間も多いので、そこから全て変えて、意識も変えて臨みたいという意気込みで今、試合をしています」

―自分の誰にも負けていない武器、ストロングポイントは?
「今はフィジカルとスピードと体力とシュート力が一番自分の武器で、そこを使ってチームの勝利に貢献できたらと思っています。(体力は)筑後FCで走り込みが多かったのでそこで体力をつけて、今も走れます」

―SHからFWのポジションに変わったが。
「FWはとても楽しいです。最近やり始めたばかりで全然できていない部分もあるんですけれども、これからどんどん学んで点数をたくさん決めていきたいです」

―新チームはどのようなチームになりそう?
「この3年は他のチームよりも高さがあると思うので、そこを武器にしていきたい。技術が一人ひとり高い訳では無いと思うので、気持ちの面と走り切ることを頑張って行くチームにしたいです」

―23年はどのような一年にしたい?
「個人としては苦しい時でも自分が点を決めてチームを勝たせる選手になることが最大の目標で、チームとしてはまずは目先の新人戦で優勝してサニックス(カップ)にも行きたいと思っているし、インターハイも結果を残したいと思っていて最後、選手権も全国に行って活躍したいと思っています」

―今後はどのような選手になりたい?
「相手が強いチームとかで押されている時に自分のプレー一つで流れが変わるような選手になりたいと思います。目標にしている選手はマンチェスター・シティーのフィル・フォーデン選手。ボールタッチとシュート力をボクは参考にしていて、膝の下の振りの速さとかを参考にしています。シュートはGKの届かない位置に打つことを意識しています。プリンスで2桁以上は行きたいです」

(取材・文 吉田太郎)

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