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[鹿児島ユース(U-17)フェスティバル]佐賀清和は学びの大会に。MF井原悠成主将「全員何かを得て帰りたいと思っている」

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佐賀清和高のMF井原悠成主将(2年)

[12.25 鹿児島ユース(U-17)フェスティバル 九州国際大付高 8-0 佐賀清和高 ユニータ]

「第1回鹿児島ユース(U-17)サッカーフェスティバル」は25日、予選リーグ2日目を行った。佐賀清和高(佐賀)はインターハイ予選で過去最高成績タイというベスト8進出。昨秋にOBの小島啓太郎監督が就任してから強化に乗り出している新鋭だ。

「見ている人が応援したくなるチーム」(小島監督)を目指して活動中。今回、縁があって鹿児島ユースフェスティバルに参戦し、格上のチームのスピード感やフィジカルの強さ、またピッチ外の部分も学びながら今後への糧としている。九州国際大付高(福岡)戦では大敗したものの、MF岩田鳳雅(2年)や交代出場のMF溝上優太(1年)がボールを繋ぎ、左FW正林叶羽(1年)が鋭いドリブル。点差が開いても最後まで戦う姿勢を見せ続けた。

 MF井原悠成主将(2年)は今大会、チーム事情でCBとしてプレー。強豪チームとの対戦で判断の速さなどを学んでいるという。その井原が自身のストロングポイントや「23年シーズンの目標」、「第1回鹿児島ユース(U-17)サッカーフェスティバル」で得たいことなどについて語った。

●佐賀清和高MF井原悠成主将(2年)
―「第1回鹿児島ユース(U-17)サッカーフェスティバル」から持ち帰りたいことは?
「他の出ているチームが明らかに色々なところで上回っていると思います。色々な選手権に出ているチームだったり経験しているチームが多いので、プレー面はもちろん、オフ・ザ・ピッチ、プレー以外のところでどうしているのかとか盗めるところは盗んで、そこを佐賀に帰って、真似することは真似して良いと思うし、全員何かを得て帰りたいと思っている。ただ試合をしに来ただけではないというのは、監督もそうですけれども、全員で思いながらやっています」

―2日間で得られたものは?
「プレーの中では佐賀で得られないスピード感だったり、判断の速さ、肉体的なところは確実に佐賀では見れないようなところばかりだし、プレー以外に関して言えば、やっぱり挨拶はもちろんなんですけれども、道具の管理だったり、指示を待たずに動くという当たり前のことが当たり前にできていると思うし、そこは当たり前にできるように自分たちもやっていきたいと思っています」

―22年はどういう一年間だった?
「3年生がいた頃は3年生中心にやっていて、選手権から新チームでやりだしていたんですけれども、なかなか先生から指示が出て動くだったり、個人個人からやるというところがなかったので課題しかないですね」

―自分の強みは?
「キャプテンとして誰よりも声は出すようにしていますし、サッカーのことは理解しているつもりなので、そこを追求しながらやれる、考えながらやれるところは自分の強みかなと思います」

―プレー面は?
「元々はボランチやアンカーの位置でプレーしているんですけれども、今回は出れないCBがいたので自分がCBをやって、高校ではほぼ初めてするポジションでしたけれども、CBでたくさん学んで通用するところもあると思うので、このスピード感の中で学んでやれていると思います。ボランチでやりたいですね、個人的には。1タッチプレーだったり、基礎基本のところは自分の強みなので、足速い訳ではなく、技術が高い訳でもなく、身長が高い訳でもないので、止める・蹴るというところは徹底してやってきたので、そこは強みかなと思います」

―新チームはどのようなチーム?
「学年関係なく全員仲が良いのが強みになっている。それが緩みになったらダメだと思うのでメリハリを持ってやっていく。仲の良さは強みですね」

―23年はどのような1年にしたい?
「今最高成績がベスト8なので、確実にベスト4を狙って、まずこの学校のサッカー部を多くの人に知ってもらうことが目標ですね。リーグ戦で佐賀県3部でやっているんですけれども勝つのが当たり前になって、こうやって色々な強いチームとバチバチでできるのは、色々な部分で全部負けていますけれどもこれを活かして良い経験にできるようにやっていきたいです」

―今後はどのような選手になりたい?
「佐賀でやっていることは全くここでできなかったので、判断の速さと、フィジカル負けしているのでフィジカルのところと、ボランチに戻ったら攻守ともに係ることのできる、存在感のある選手になっていきたい」

(取材・文 吉田太郎)

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