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[NEW BALANCE CUP]八千代が流経大柏とのファイナルへ!PK戦でGK徳田が2本止め、佐賀東撃破!

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八千代高が準決勝突破。決勝は流通経済大柏高との千葉県勢対決に

[1.6 NEW BALANCE CUP準決勝 佐賀東高 1-1(PK1-3)八千代高 時之栖裾野G]

「NEW BALANCE CUP 2023 IN TOKINOSUMIKA」(通称:裏選手権)は6日午前、準決勝を行い、佐賀東高(佐賀)と八千代高(千葉)が激突。1-1で突入したPK戦を八千代が3-1で制し、流通経済大柏高(千葉)との決勝へ進出した。

 佐賀の名門・佐賀東は3年ぶりに選手権予選敗退。だが、このNEW BALANCE CUPでは旭川実高(北海道)、帝京長岡高(新潟)に快勝して準決勝進出を決めた。一方、千葉の伝統校・八千代も選手権予選は準々決勝敗退に終わっているものの、今大会は京都橘高(京都)や帝京高(東京)を破って堂々の4強入りを果たしている。

 互いにメンバーを入れ替えながら育成と強化。準決勝の前半は八千代が優勢に試合を進めた。後方からボールを繋いで攻める佐賀東に対し、八千代はキーマンの右SB吾妻蒼太(2年)やMF押見公介(1年)とMF平川璃迅(1年)の1年生ダブルボランチが舵取りしながらチャンスの数を増やす。

 前半27分には、FW海野快斗(2年)を起点にMF鶴岡壮介(2年)が絡んで左サイドへ展開。最後は、キレのある動きを見せていたMF吉澤大將(2年)が左足で決めて先制した。

 佐賀東はFW宮崎空夢(2年)とFW最所大星(2年)の2トップと左WB江頭瀬南(1年)を投入するなどメンバーを入れ替え、後半は攻守両面で質や切り替えの速さが向上する。

 後半は佐賀東がよりボールを保持して主導権を握る展開に。巧みにギャップを突くMF大島弘賀(1年)や10番MF江口恭平(2年)、右サイドで繰り返し攻め上がるWB宮川昇太(2年)が中心に相手を押し込み、期待のDF田中佑磨(1年)のロングスローも交えて反撃した。

 八千代も集中した守りを継続。そして、吉澤やFW佐々木太朗(1年)を軸にカウンターを繰り出す。佐賀東は21分、右CKのこぼれを江口が左足ボレーで決めて同点。さらに攻め続けるが、八千代も勇気を持って攻め返すなど互いに譲らず、1-1のまま70分間を終えた。

 PK戦は、先攻・八千代のGK徳田桂音(2年)が1人目と2人目を連続セーブ。佐賀東もGK橋本胡亜(1年)が2人目を止め返す。だが、互いに決め続けて迎えた4人目、佐賀東のシュートがクロスバーを叩いて決着。3-1で勝った八千代が決勝へ駒を進めた。

(取材・文 吉田太郎)

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