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[NEW BALANCE CUP]PK戦でGK土佐が2本ストップ!流経大柏が東海大相模破り、“裏選手権”決勝進出!

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流通経済大柏高が決勝へ進出した

[1.6 NEW BALANCE CUP準決勝 流通経済大柏高 0-0(PK4-3)東海大相模高 時之栖裾野G]

「NEW BALANCE CUP 2023 IN TOKINOSUMIKA」(通称:裏選手権)は6日午前、準決勝を行い、流通経済大柏高(千葉)と東海大相模高(神奈川)が激突。0-0で突入したPK戦の末、流経大柏が4-3で勝った。流経大柏は6日午後の決勝で八千代高(千葉)と戦う。

 流経大柏は昨年、“高校年代最高峰のリーグ戦”プレミアリーグEASTで8位残留。だが、選手権予選はまさかの初戦敗退に終わり、巻き返しへ向けてスタートを切ったばかりだ。

 一方、神奈川で台頭中の東海大相模も昨年は県内トーナメント戦で全て準々決勝までに敗れる悔しいシーズン。流経大柏は桐生一高(群馬)、東海大相模は静岡学園高(静岡)をそれぞれ準々決勝で破り、準決勝に臨んだ。

 入りが良かったのは東海大相模の方だった。188cmのFW櫛田和夢(2年)が競り合いで強さを発揮。MF関根裕真(2年)らがマイボールの時間を増やした東海大相模は8分、MF杉山太成(2年)のスルーパスから櫛田が右足を振り抜く。またU-16日本代表候補歴を持つCB根岸優汰(2年)が空中戦で相手を凌駕。相手のミスを逃さずに攻めてラストパス、シュートへと持ち込んでいた。

 対する流経大柏は、判断や精度のミスが出てリズムの悪い立ち上がりに。それでも、アンカーに位置する大型MF塩川桜道(2年)や球際光るMF中田旭(2年)らが良い形で奪い返し、テンポ良くボールを動かす回数を増やす。左サイドのMF笠松良緒(2年)と中田のコンビネーションで鮮やかに打開するシーンがあったほか、MF田中ショーン涼太(2年)の縦突破など前半半ば以降は主導権を握り返した。

 後半も流経大柏ペース。後半は笠松を中央に配置したことで攻撃のリズムも向上した。そしてFW中村大翔(2年)や、CB小室怜雄(2年)のシュートがポストを叩く。東海大相模は根岸やGK小永吉遥希(2年)中心に粘り強く守り、速攻からゴールを目指す。

 だが、互いにゴールは生まれず、決着はPK戦へ。4人全員が成功した流経大柏はGK土佐昂清(2年)が2人目と5人目を止め、4-3で決勝進出を果たした。

(取材・文 吉田太郎)

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