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1年時にインハイ出場、U-16代表候補選出。東海大相模CB根岸優汰は思いも込めて「今まで以上に活躍する一年に」

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東海大相模高CB根岸優汰(2年=大豆戸FC 出身)は抜群の高さを発揮するなど無失点に貢献

[1.6 NEW BALANCE CUP準決勝 流通経済大柏高 0-0(PK4-2)東海大相模高 時之栖裾野G]

 1年時にレギュラーとしてインターハイ出場、そしてU-16日本代表候補選出。昨年は神奈川県大会でも上位に進むことができず、代表チームからも遠ざかる悔しい一年となった。それでも、東海大相模高(神奈川)CB根岸優汰(2年=大豆戸FC 出身)は悔しさを力に、成長できたようだ。

 この日は、流通経済大柏高(千葉)相手に高打点ヘッドを連発。「ヘディングと対人は自信があります。ヘディングは(神奈川県屈指のエアバトラーだった)2個上の石川竜選手(現東海大)に直々に教わっていたので、自分の武器だと思います」という強みを存分に発揮していた。

 ピンチを作られたものの、無失点に貢献。最終ラインの要としての役割を果たした。また、1年時に比べるとビルドアップの部分で成長。縦パスをつける回数を増加させるなど「そこはちょっと変わったかなと思います」と手応えを口にする。

 182cmの強靭なストッパーの将来の目標は、プロ。ドリブルでボールを運ぶことやセットプレーでゴールを決める力をレベルアップさせ、まずは「今まで以上に活躍する一年にしたい」という一年間を過ごす。

 U-16代表候補合宿の経験は成長するためのエネルギーになっている。「代表で全然自分の良さを出せなくて、その後も全然選ばれなくて、『見返してやろう』という気持ちで今、頑張っています。今年は強い思いで全国の舞台で活躍したいというのがあるので、チームで今年、神奈川4冠というのを目標にしていて、選手権はまだ出たことがないので全国制覇を目標に頑張っています」。23年の注目CBの一人。結果を出して、「見返す」一年にもする。 

(取材・文 吉田太郎)

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