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東海大相模は2点リードも関東大会届かず。MF関根裕真主将「K1とインターハイと選手権に向けて努力するだけ」

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東海大相模高MF関根裕真主将(3年=バディーSC出身)は切り替えて神奈川3冠を獲得することを誓った

[5.6 関東高校大会神奈川県予選準決勝 湘南工科大附高 3-3(PK6-5)東海大相模高 レモンS]

 東海大相模高はFW櫛田和夢(3年)の3得点によって前半を3-1で折り返したものの、後半残り10分を切ってから2失点。PK戦の末、敗れ、関東大会進出を逃した。今年、チームは神奈川4冠を掲げてスタートしたが、最初の大会で準決勝敗退。MF関根裕真主将(3年=バディーSC出身)は自身の責任を口にしていた。

「2点目取られて自分たち1回集合して、士気が落ちている中で士気を上げ切れなかったのはキャプテンである自分の責任だと思っているし、そこで3失点目をしないとか、3失点目しても4点目を取り切るとか、そういう力をインターハイまでリーグ戦とか練習試合でつけていきたい」

 後半は流れの良い時間帯がありながらも追加点を奪えず、3失点はいずれも防げたようなもの。試合の締め方にも課題が残った。主将はスタンドで応援してくれた控え選手たちのためにも努力することを誓う。

「部員も応援に来てくれていたので、そこに応えられなかったのは申し訳ないですけれども、負けたからには切り替えていかないといけないというのがあるので、K1(リーグ)とインターハイと選手権に向けて努力するだけ」。チームリーダーは個人のレベルアップも掲げた。

 この日、関根はインターセプトからアウトサイドにかけた技ありパスで櫛田の2点目をアシスト。「あのアウトサイドのパスは、今までの試合でも何本かやっている」。パス精度を武器とする主将はスルーパスを通したほか、DF2人の間を突破してシュートを放っていた。

 また、守備面でも相手のラストパスをインターセプトするなど光る動きを見せていた。だが、最終ラインで特に奮闘していたCB根岸優汰(3年)やCB杉本聖楽(2年)らDF陣を助けられなかったことを反省。「前からハマってた状態で、相手が差して来るところにはもうちょい強く行きたかった」と首を振る。

 攻撃面についても、「自分は後ろでビルドアップに参加するよりも相手の陣地とかPAとかに入ってから仕事をすることを監督とかにも求められているので、きょうはシュートまであんまり行けていないので回数を増やしていけたらよかった」と納得していなかった。

 今年は年代別日本代表候補歴を持つCB根岸や大型FW櫛田、GK小永吉遥希(3年)、10番MF沖本陸(2年)ら力のある選手が揃う。この日の敗戦から切り替えて、まずはリーグ戦とインターハイ予選制覇に挑む。

(取材・文 吉田太郎)

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