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川崎F U-18は初先発の3年生MF岡田泰輝が得意のドリブルでチャレンジし、PK獲得

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川崎フロンターレU-18MF岡田泰輝(3年=川崎フロンターレU-15出身)は得意のドリブルでチャンスメーク

[7.8 高円宮杯プレミアリーグEAST第11節 川崎F U-18 1-0 FC東京U-18 保土ケ谷]

 プレミアリーグ初先発の3年生アタッカーが、特長を発揮した。川崎フロンターレU-18MF岡田泰輝(3年=川崎フロンターレU-15出身)は、前半から得意のドリブルにチャレンジ。後半6分には形の一つだという左サイドからの仕掛けでPKを獲得した。

「(今朝先発を告げられたが、)自信はあったので、いつも通りのプレーをしようと考えていたらできました」。PKはベンチの指示で味方選手が担当。相手GKに阻まれたものの、岡田は得意のドリブル、パスを判断良く使い分け、チャンスに絡んでいた。

「ドリブルは自分の特長でもあったので、試合の中でドリブルとパスの判断をしながら自分の特長を出したいなと思っていたので、良かったです」

 昨年のプレミアリーグは出場無し。今季開幕戦で交代出場し、待望のプレミアリーグ初出場を果たした。一時ピッチに立てない期間もあったが、トレーニングでアピールを継続。出場チャンスを掴み、6月24日の横浜FMユース戦でリーグ戦初ゴールを記録した。

 そして、この日は初の先発出場。長橋監督は岡田を先発起用した理由について、「(普段は下級生のFW香取武が先発しているが、岡田は)下を向くことなく本当に良く頑張ってくれていて、紅白戦を見ても引けを取らない活躍を見せてくれている」と説明する。

 岡田は「紅白戦とか自分は試合が結構得意な練習だったので。ドリブルとパスの判断が課題で言われていて、最近そこが自分のなかで手応えがあって、その判断の練度が上がったので信用してもらえたと思います」。バイエルンMFジャマル・ムシアラのドリブルを参考に、狭い局面でも落ち着いてドリブルできるところが特長。この日はそのドリブルとパスを判断しながら使い分け、自信を持って送り出したという指揮官の期待に応えるプレーをしてのけた。

 チーム内のハイレベルな紅白戦で磨かれた力を発揮。勝利を喜んだ岡田は、さらなる活躍を誓う。「もっともっと点に絡んで、もっとチームの中心になれるように。もっともっと勝利にこだわって、一つ一つの試合で勝っていってプレミアファイナルに行ければいい」。出られない時期に「自分の特長のドリブルを磨き続けていたら試合に出られるようになりました」というMFは、貪欲に自分を磨き続けるだけ。そして、再びチャンスを掴み、結果を残す。

(取材・文 吉田太郎)
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