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[MOM4420]U-17新潟選抜MF石山青空(新潟U-18、3年)_トップ昇格のMFが国際試合で決勝点

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前半28分、U-17新潟選抜MF石山青空(新潟U-18)が右足で決勝点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.14 国際ユースin新潟第1節 U-17ニュージーランド代表 1-2 U-17新潟選抜 新潟市陸上競技場]

 新潟トップチームへ昇格する注目MFが、海外の代表チーム相手に実力を示した。U-17新潟選抜MF石山青空(新潟U-18)は前半23分の先制点に絡むと、同28分にはパス交換から右足シュートをゴール左隅へ叩き込んだ。

「自分が得意とするPA周辺でのクオリティだったりはしっかり出せたと思うし、良い形だったと思います」という一撃。この日は、トップ下の位置で技術力を発揮し、正確なボールコントロールからスルーパスを連発した。

 チームメートが決めていれば、3アシストくらい記録していてもおかしくなかった。本人も「決めて欲しかったですけれども……」と苦笑いしていたが、次の試合もしっかりチャンスとゴールに係わり、チームを楽にさせる意気込みだ。

 今年4月に来季からのトップチーム昇格が内定。プロの勝負する早生まれの高校3年生は、今回の国際ユースサッカーin新潟で他の高校生との違いを見せるつもりだ。この日は、終盤まで運動量を維持。決勝点など攻撃面で目立ったが、守備でも勝利に貢献した。「そこ(違いを出すこと)が一番意識しているところだし、(周りの選手は)一個下というところもあるし、一番違いを出さないといけない選手にならないといけないと思う」と意気込んでいる。

 U-15、U-16の日本代表候補歴を持つMFは、この日はU-17日本代表のスタッフも見守る中で存在感のあるプレー。「代表チームにアピールする」ということは、「違いを見せること」と同様に国際ユースin新潟で目指していることだ。

「当然、代表の人が見ている中で今日みたいにアピールできたのは自分の自信にも繋がると思うし、ここだけで終わったらそこまでの選手だと思うので、もっともっと上を目指して、結果を出していかないと見てもらえないと思うので、結果を出していきたい」

 地元・新潟での国際大会。この日は新潟サポーターも応援する中で活躍した。「見に来てくれているので、アルビを背負っているまで行くかどうか分からないですけれども、しっかりと違いを見せて、人とは違うじゃないですけれども、トップ上がった時に『活躍してもらえるな』と(サポーターから期待されるようなプレーをすると)いうところを見てもらいたいです」。代表チーム、サポーター、多くの目の前で新潟のエースが躍動する。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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