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[MOM4429]飯塚MF鮫島遼介(1年)_「ニューバランスチャンピオンシップU-16」の優勝ゴール

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後半12分、飯塚高MF鮫島遼介(1年=CAフクオカーナ出身)が決勝ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.18 NBチャンピオンシップU-16決勝 東海大高輪台高 0-1 飯塚高 時之栖うさぎ島G]

 背番号2の右SHが優勝ゴールを決めた。0-0の後半12分、飯塚高(福岡)はシュートのこぼれ球を繋ぎ、左SB小金丸稜将が左足クロス。これをMF鮫島遼介(1年=CAフクオカーナ出身)が頭で右隅に決めた。

「FWの塚本がニアで潰れてくれたから自分のところが空いた。相手ボールウォッチャーになっていたから、それで自分がファーから走り込んで押し込みました。小金丸がめちゃくちゃ良いボールを上げてくれたから。ドンピシャで来てくれたから、あとは当てるだけという感じでした」という一撃。ゴールを確認すると、ベンチの仲間の下へ駆け寄り、一緒になって喜んだ。

「ベンチの選手もめちゃくちゃ声を出して応援してくれるから、それが点という形で繋がってくれたからめちゃくちゃ嬉しいです」

 元々攻撃的なポジションを主戦場にしてきたが、飯塚進学後はSBにコンバートされていた。50m走のタイムは6秒1。チーム屈指のスピードを持つ鮫島は、「SBは守備のところで相手に勝ったりとかオーバーラップが点に繋がったりというのが楽しいです」と説明する。今大会も予選リーグはSBとして出場。だが、決勝トーナメント初戦の青森山田高戦から、Aチームでも活動する藤川翔馬が右SBに入り、鮫島は右SHへポジションを上げていた。

 SHではスピードを活かしてDF背後へのパスを追いつき、縦突破やクロスへ持ち込むプレーが得意。久々のポジションで慣れない部分も多かったようだが、クロスの入り方の感覚を取り戻して値千金のゴールを決めた。

 福岡のCAフクオカーナから飯塚へ進学。「福岡県内で考えていて、ヒガシ(東福岡)を倒したいと考えた時に飯塚しかなかったです。飯塚の練習会に行った時にめちゃくちゃ強度高くて、キツくて、自分もこういうところで磨きたいと思いました」ということが理由だった。

 今大会は自分も活躍して優勝。今後は課題の守備面などを向上させ、「スタメンで出続けて選手権に出られるように」。自分を磨き続け、激戦区・福岡や全国大会を勝ち抜く力になる。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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