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「今は自分が決めなくちゃいけないと思っている」。トップ下転向の昌平MF土谷飛雅が1G1Aの活躍

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昌平高MF土谷飛雅(3年=FC LAVIDA出身)は1得点1アシストの活躍

[11.26 高円宮杯プレミアリーグEAST第21節 昌平高 2-2 青森山田高 昌平高G]
 
 昌平高は、ボランチからトップ下へコンバートされたMF土谷飛雅(3年=FC LAVIDA出身)が1得点1アシストの活躍。リーグ首位・青森山田高相手に攻撃力を発揮した。

 0-0の後半38分、CB背後を狙ったパス。MF三浦悠代(2年)が粘って繋いだボールを受けると、「ファーストタッチが良くて」そのままPAへ侵入する。そして、飛び出してきたGKからファウルを受けてPKを獲得。「PK史上、一番緊張した」というPKを右足で決め、先制点をマークした。

 さらに42分には、右サイドでの崩しに係わり、スピードに乗った状態でPAへ侵入。そのままファーのネットを狙って右足を振り抜く。シュートは狙いよりも外側へ飛んだが、これを三浦が押し込み、2-0となった。

 この日は得点シーン以外にもクロスから決定的なシュート。また、スルーパスも狙った。昨年から主にボランチの先発を務めてきたが、ポジションがより前へ。特に意識しているのは、ゴールだという。選手権予選準決勝ではハットトリックを達成。ゴールに近いポジションで結果を出し始めている。

「ボランチの時は出すだけでしたけれども、トップ下になって結構点に係ることも多くなったし、トップ下ってアシストするというよりは点を決めるところだと思うので、そういうところを意識してやっていますし、もっとシュートの本数を増やしたい」

 はじめにパスを狙う癖がまだ抜けきれていないという。また、動きながらのシュートは課題となっている。前半の決定機を活かせなかったことも反省したが、監督代行の村松明人コーチからドリブルシュートについてのアドバイスを受けるなどトレーニングで質を高めて行く考えだ。

「今は自分が決めなくちゃいけないと思っている」と土谷。攻撃センスやキックの質の高さは技巧派軍団・昌平の中でも光る特長で、周囲からの期待値も大きい。その武器をチームのために発揮し、プレミアリーグ最終節や選手権で昌平を勝利へ導く。


(取材・文 吉田太郎)

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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