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[MOM4558]浦和ユースMF阿部水帆(3年)_夏の残像が呼び込んだロングシュート弾「自分も狙えるなら狙いたいと」

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見事なロングシュートを決めたMF阿部水帆(3年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.8 高円宮杯プレミアリーグプレーオフ1回戦 徳島ユース 5-5(PK2-4) 浦和ユース エディオンスタジアム広島]

 延長後半7分、観客の度肝を抜く40mのロングシュートで2度目のリードを奪った浦和レッズユースMF阿部水帆(3年)。延長後半最後でPKを取られてしまい、これが決勝点とはならなかったが、思い切った判断がスーパープレーを生んだ。

 萩村滋則監督はこのゴールについて「ゴールが見えているのは良いことです。夏のクラブユース選手権でもMF早川隼平(3年)が60mくらいのシュートを決めているのですが、あの時もGKが出ているのをよく見ていました。うちの10番もそういう意識があるので、前半から(GKが前に出ているのを)見ていたかもしれませんね」と、12月6日のACLハノイFC戦にてトップチームでベンチ入りし、この試合は欠場した早川が、夏の全国大会で決めたロングシュートにイメージをだぶらせていた。

 このことについて阿部水は「早川はああいうシュートが得意で、参考にするわけではないですけれど、自分も狙えるなら狙いたいと思っていました」と、少なからず早川のプレーのイメージは持っていたようだ。

 苦しい試合で自身のゴールもあって勝利をたぐり寄せられたことで、「チームとしても流れが良くない中、後半1-2から延長戦に持って行って、引き分けてPKまで持って行って勝ちに持って行けて良かったです」と安堵する。2回戦も自身のプレーで勝利を呼び込みたい。

(取材・文 小林健志)
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小林健志
Text by 小林健志

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