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[鹿児島ユース(U-17)フェスティバル]来年「自分がスタメンで出れるように」。高川学園はFW鷹屋優雅ら選手権メンバー外の下級生が奮闘し、4-3で勝利

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高川学園高FW鷹屋優雅は後半からの出場で流れを変える活躍

[12.24 鹿児島ユース(U-17)フェスティバル 高川学園高 4-3 四国学院大香川西高 半端ない人工芝サッカー場]

 来年の活躍に繋げる。高川学園高(山口)は24日、「第2回鹿児島ユース(U-17)サッカーフェスティバル」初戦で四国学院大香川西高(香川)と対戦。選手権メンバー外の下級生25人で大会に参加しているチームは4-3で撃ち勝った。

 高川学園は前半11分、左CKからCB柿本陽佑(2年)が決めて先制。だが、前半は決定力を欠き、逆転されてしまう。それでも後半6分、MF西岡剛志(2年)のラストパスから交代出場のFW鷹屋優雅(2年)が決めて同点。さらに20分、鷹屋の落としからMF細見颯斗(2年)が右足でゴールを破り、逆転に成功する。

 西岡や細見、FW浪下元気(2年)、左SB西俊輔(2年)が勢いのある動きを見せてゴールへ。セットプレーで同点に追いつかれたものの、25分にも西岡のスルーパスから浪下がゴールを奪い、勝利した。

 選手たちにとっては選手権メンバーから外れた悔しさも持って大会に参加。その中で、来季へ向けたアピールを行っている。前半は自分たちで流れを悪くしてしまっていたが、後半に迫力のある攻守で試合をひっくり返し、勝利。交代出場で流れを変えた鷹屋が自身の特長や課題、「24年シーズンの目標」などについて語った。

●高川学園FW鷹屋優雅(2年)
―今日の試合の感想を教えて下さい。
「後半から自分が点獲るという考えで出て、最初に自分の点で流れを持ってこれて、チームの流れが結構良くなってったんで良かったと思います」

―4-3。チームとしてはどうでしょうか。
「前半がちょっと決め切るところで決め切れなくて、雰囲気がちょっと悪くなっていって、決められたりしてチーム的には流れが悪かったんでですけど、後半から雰囲気が良くなっていって、チームもだんだん良くなって、点もどんどん決めれたんで良かった」

―自分の特長はどういうところ?
「収めるところはしっかり収めて、シュートまで早く行けるようにできることです」

―逆に課題は。
「守備でプレスバックしたり、ワンタッチの質とかがちょっと低いんで、そこをもっと改善できたら良い」

―今回は選手権メンバーから外れてエネルギーになるかなと思うけれど、どういうプレー、活躍してアピールしたい?
「チームは前からハイプレスでやっている。Aチームとかでも前からハイプレスで行ってるんで、この遠征でも自分から守備が行けるようにして、チームの流れを自分が持っていけるように頑張っていきたいです」

―24年の目標は?
「まずAチームに入って、Aチームに絡んでいけるように練習から頑張っていきたい」

―23年の自分を振り返ると。
「1回(選手権の)県予選でメンバーに入れてもらって、そこでまだ自分を発揮できなかったところがあったので、自分たちの代ではもっと自分を発揮してやっていけたら良いなと。競争を勝ち抜いて、自分がスタメンで出れるように頑張りたい」

―チームから求められることを表現する。
「自分のできないことを克服して、ハイプレスっていう中で体力とかもいると思うんで、そこも落とさずに頑張ってやっていきます」

―憧れのFWはいますか。
「大迫勇也選手とか。岡崎慎司選手みたいに粘り強いプレーをやれるようにしたいです」

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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