beacon

復帰の注目MF柚木創が高校選抜候補からゴール。24年は流経大柏を勝たせて「どんどん自分の名前を売り出せたら」

このエントリーをはてなブックマークに追加

U-17日本高校選抜候補MF柚木創(流通経済大柏高2年=田口フットボールアカデミー出身)は日本高校選抜候補相手に1ゴール

[1.23 練習試合 日本高校選抜候補 4-2 U-17日本高校選抜候補]

 復帰した注目MFが、すぐに結果を残して見せた。U-17日本高校選抜候補は0-2の2本目17分にMF柚木創(流通経済大柏高2年=田口フットボールアカデミー出身)が追撃ゴール。MF大谷湊斗(昌平高2年)が左サイドを個人技で攻略し、折返しをゴールへ流し込んだ。

「(ゴール前で)上手くパスコースを作って、上手くボールをもらって、流し込むことができたかなと思います」。柚木は選考合宿初日(20日)のトレーニングこそ参加したものの、足首の負傷のために21日、22日の大学生との練習試合を欠場していた。

 ウズウズした気持ちを持って迎えた選考合宿最終日。ベンチスタートだったものの、2本目途中に投入されてからわずかな時間でゴールを破った。その後も前線でボールを引き出して得意のターン、ドリブルにチャレンジ。チームの攻めどころになっていた。

「自信持ってプレーできてると思いますし、自分の特長であるターンだったり、攻撃のチャンスメークっていうところは十分に発揮できたのかなと思ってます。今日しかもうアピールする場所がなかったんで、結果残せて良かったなと思ってます」。打倒・日本高校選抜候補を果たすことはできなかったものの、短い時間でアピールできたことを素直に喜んでいた。

 昨年は8月にU-17日本代表初招集。代表デビュー戦でいきなりゴールを決めたほか、技術力や出力のある攻守、闘争心の部分も表現してU-17ワールドカップメンバー入りへアピールした。

 9月にも再びU-17日本代表に招集されたが、ワールドカップメンバーには届かず、チームでも選手権予選準決勝で敗退となった。「(流経大柏では)ちょっと悔いが残るような結果になってしまった」。それだけに、今年は強い意気込みでシーズンをスタートしている。

「今年は3冠を狙いに行くのもそうですし、個人としてもチームを勝たせられるようなプレーをして、どんどん自分の名前を売り出せたらなって思ってます」。ボールに触れる回数をより増やし、自分のプレーを向上させる考え。「代表も選ばれて、選抜も候補に選ばれて、周りからは多分期待されてるはずなので、しっかり結果を残して、自分を出せたらなって思ってます」。まずはコンディションを回復させることに集中。そして、新シーズンに大暴れするための準備を進める。

2本目17分、U-17日本高校選抜候補はMF柚木創(流通経済大柏高2年=田口フットボールアカデミー出身、11番)が追撃ゴール

(取材・文 吉田太郎)


●第102回全国高校サッカー選手権特集
吉田太郎
Text by 吉田太郎

TOP