2024年日本高校サッカー選抜が選考合宿を行った。第102回全国高校サッカー選手権の大会優秀選手を中心に選出された候補選手たちが、紅白戦や練習試合を実施し、日本高校選抜メンバー入りを争った。日本高校選抜はこの後、「NEXT GENERATION MATCH」(2月17日、国立)、デンソーカップチャレンジ(2月27日開幕、福島)に出場し、海外遠征を実施する予定。ゲキサカは2024年の日本高校選抜チームと『高校サッカー年鑑』(講談社)の協力で選考合宿参加選手にアンケート取材を実施した。

　MF名和田我空(神村学園高2年=神村学園中出身)はU-17日本代表として出場したU17アジアカップでMVP&得点王。U-17ワールドカップでもスペイン戦で鮮烈なゴールを決めた。注目選手の一人として臨んだ選手権では3戦連発と活躍も、準々決勝敗退。より成長を求めるMFは選考合宿でボランチにチャレンジするなど成長とアピールを目指していた。その名和田が、選手権の感想や選考合宿で感じたこと、2024年の目標などについてコメントした。

■着用スパイクとその理由
ULTRA(ウルトラ、プーマ)
「軽さ」

■進路(目標)
プロ

―第102回高校サッカー選手権の感想を教えて下さい。個人として良かったこと、悪かったことは?
「全試合、点を取れたことはポジティブに捉えられることだけど、相手の脅威に常になるような選手になるためには、まだまだ攻撃の面でも努力が必要」

―日本高校選抜候補に選ばれた感想、合宿の感想を教えて下さい。
「レベルの高い環境でサッカーをやれることをうれしく思うし、成長する場にしたい。慣れないポジションで色々な選手を見て学んだけれど、ゴール前で自分の武器をもっと出したかった」

―誰にも負けたくない武器と、2023年に最も成長したところは?
「(武器)シュート、パス、ドリブル、キック。(成長したところ)メンタル。色々な場所で大きな大会を経験したので、あまり緊張しない」

―これまで対戦、またはチームメート(選抜・代表含む)で半端ないと思った選手は?
「MFクラウディオ・エチェベリ選手(U-17アルゼンチン代表)です。自分たちにとって、凄く厄介だったし、常に相手の脅威になっていた」

―自分が影響を受けた選手、影響を受けた指導者は?
「(選手は)FWマルク・ギウ選手(U-17スペイン代表)です。チームのエースが一番献身的に走っていた。自分にはまだまだ足りていないところだと思った。(指導者は)田中監督です。自分のサッカーの原点だから」

―2024年と将来の目標をそれぞれ教えて下さい。
「(24年)インハイ、プレミア、選手権の3冠。チームを勝たせる力をつける。(将来)欧州のリーグで活躍し、日本代表、ワールドカップ優勝」

(協力=日本高校選抜、高校サッカー年鑑)