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U-16静岡選抜のキャプテンマーク巻いたCB細谷蒼太(富士市立)がチームを牽引。「自信に繋がった」

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U-16静岡県選抜のゲーム主将を務めたCB細谷蒼太(富士市立高/1年)

[3.3 ヤングサッカーフェスティバル U-16静岡県選抜 3-1 U-16東京都選抜 草薙陸]

 U-16静岡県選抜は始動して4試合目。鈴木啓史監督(裾野高)は「みんなにやってもらって自覚を持ってもらいたいっていうのがあります」という理由で、早生まれの高校1年生に交代でゲーム主将を務めさせている。この日は、CB細谷蒼太(富士市立高/1年)がキャプテンマークを巻き、70分間を勝利で終えた。

 細谷は「自分自身、ほんとに初めてキャプテンやって、最初はあまりチームとかでも喋んないっていうか、静かだったんですけど、キャプテンをやることで自分が引っ張っていかないといけないなっていう責任感があって、今日は結構、責任感を感じれてできたので、自信に繋がった」。ウォーミングアップから意識して積極的な声。ただし、プレー面については満足していなかった。
 
 富士市立では、CBとして新人戦全試合に先発フル出場。そのDFはこの日、自身よりも大柄な相手FWに対して、厳しく行くことで対抗していた。だが、「失点の時、僕のサイドでやられてしまったんで、そこはやらせたくなかったなって思います」。加えて、潰しきれずに競り負けたシーンが増えたことを反省していた。

 攻撃面では、前半21分には右サイド後方からのロングクロスで先制点をアシスト。本人は「たまたまです」と謙遜していたが、ロングキックやドリブルで運んでパスコースを作る動きにもチャレンジしていた。

「ここ(U-16静岡県選抜)から日本代表とか、そこに繋がっていければいいと思ってます」。勝った試合後も満足感はなし。今回の70分間で学んだことをチームに持ち帰り、富士市立、静岡県選抜のチームメートと切磋琢磨して成長を遂げる。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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