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我慢強く戦った鳥栖が敵地でC大阪撃破、5大会ぶり8強へ

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[11.16 天皇杯4回戦 C大阪1-2鳥栖 長居]

 天皇杯の4回戦が各地で行われた。長居スタジアムで行われたゲームはサガン鳥栖セレッソ大阪を2-1で下し、5大会ぶりのベスト8進出を決めた。来月22日に行われる準々決勝では、20日に行われる川崎フロンターレモンテディオ山形の勝者と対戦する。

 先制点を挙げたのは鳥栖だった。前半5分、左サイドからMF藤田直之がエリア内にロングスローを入れると、DF金井貢史がヘディングで合わせる。C大阪のDFをかすめるが、ボールは枠内に飛び、幸先よく先制に成功した。

 しかしC大阪も前半22分、MFシンプリシオが倒されて得たFKをFWエジノが直接狙う。やや距離はあったが、壁の上を越えたボールがゴール右隅に収まり、同点に追いついた。

 後半は我慢比べが続く。C大阪はFW南野拓実が積極的にゴールを狙うが、24分のシュートがポストを叩くなど運にも見放された。29分からは疲れの見え始めたエジノを下げてFW杉本健勇を投入。だが杉本は直後に決定機を迎えたが、枠に飛ばすことが出来なかった。

 対する鳥栖もベンチスタートだったエースFW豊田陽平を後半21分からピッチに送り込む。だがチームとして守勢に回ることが多く、得点のチャンスはなかなか巡ってこない。

 しかし思わぬ形で決勝点は生まれた。我慢強く戦っていた鳥栖は後半42分、エリア内でパスを繋ぐと、右サイドでフリーになっていた豊田にボールが渡る。思い切り右足を振り抜くと、GKキム・ジンヒョンの正面を突くが、まさかのファンブル。股を抜けるようにして転がったボールはゴールラインを越え、鳥栖に勝ち越し点が転がり込んだ。


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