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みちのく上位決戦、決めて欠きスコアレスドローに終わる

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[8.18 J1第22節 仙台0-0柏 ユアスタ]

 2位・ベガルタ仙台と3位・柏レイソルの一戦はお互い決定力に欠き、スコアレスドローに終わった。勝ち点1ずつを積み上げた両チームは仙台は勝ち点39で2位のまま。柏は同36で4位へと後退した。なお仙台はこれで公式戦7戦勝ちなし(5分2敗)となってしまった。

 仙台は右ひじ脱臼で戦線を離れていたMF角田誠が7月14日の名古屋戦以来、4試合ぶりの先発復帰。同じく右ひざを負傷していたDF富田晋伍も7月7日の神戸戦以来のベンチ入りを果たすなど、徐々に戦力が戻ってきた。
 対する柏は今節はエースFWレアンドロ・ドミンゲスが累積警告で出場停止。代わって今夏獲得したFWネット・バイアーノを初先発で起用した。

 前半はなかなかお互い決定機すら作り出せなかった。33分、左クロスからこぼれ球を拾ったMF水野晃樹がミドルシュートを放つが、GK林卓人が冷静にセーブ。同ロスタイムのネット・バイアーノの強烈FKも枠上に外れていった。

 後半に入っても試合は動かない。後半20分、MFジョルジ・ワグネルのワンタッチスルーパスに抜け出したネット・バイアーノがGKと1対1となり、この試合最大のチャンスを迎えるが、ゴール右に外してしまった。

 試合後のインタビューで柏のネルシーニョ監督は「難しい試合になることは分かっていた。ミスを待っているという相手に対して、ゲームコントロールが出来なかった。だが勝ち点1は価値あるものとみています。こういう試合を落とすわけにはいきませんので」と敵地での仙台相手の勝ち点1獲得に及第点を与えていた。

 一方ホームの手倉森誠監督は「90分通して、ホームでなんとか勝ちたいという意欲、ゴールへのトライというものを選手たちは見せてくれた。ゲームは間違いなく優勝争いにふさわしい戦いだった」と振り返っていた。

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