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梁勇基決勝FK!逆転勝ちの仙台が首位浮上!!

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[9.1 J1第24節 仙台2-1川崎F ユアスタ]

 1日、J1第24節が行われ、首位・広島を勝ち点1差で追う2位・ベガルタ仙台と12位の川崎フロンターレとの一戦は、MF梁勇基の決勝FKによって仙台が2-1で勝利。広島が磐田とのアウェー戦を引き分けたため、仙台が首位へ浮上した。

 仙台は3-1で逆転勝ちした前節・大宮戦と同じ先発メンバー。一方の川崎Fはグロインペイン症候群の影響で長期離脱していたFW山瀬功治が16試合ぶりに先発し、1トップを務めた。

 試合は異なる特長を出しあう展開となった。序盤からボールを保持する川崎Fは、狭いスペースへ楔のパスを通して攻撃を組み立てていく。一方の仙台は中央の守備を固めて相手のパスミスを誘発すると、ピッチを広く使った攻撃でチャンスをつくり出した。7分には左SB朴柱成の左クロスをFW赤嶺真吾が頭で合わせると、21分には右SB田村直也の右クロスから赤嶺が再びヘディングシュートを放った。

 ただ、先制したのはパスミスが目立ち、なかなかリズムに乗り切れていなかった川崎Fの方だった。32分、右サイドのMF大島僚太を起点にボールをつなぐと、山瀬がスピードに乗ってディフェンスラインを突破してきたMF中村憲剛へパス。タイミングがわずかに合わず、中村はスピードダウンして持ち直したものの、逆サイドからPAへ飛び込んできたMF登里享平へ狙いすました右クロスを放り込むと、背番号23が頭で先制ゴールを押し込んだ。

 だが仙台はセットプレーからの2発で逆転する。後半10分、梁の右CKからDF角田誠が決定的なヘディングシュート。これは川崎FのDFにクリアされて得点にならなったが、直後の右CKでクリアボールを角田が左足で叩くと、ゴール前の田村が頭でコースを変えて、同点ゴールを流し込んだ。

 さらに18分、仙台はペナルティーアーク内でFKを獲得し、キッカーの梁が右足を振りぬく。背番号10が「とりあえず枠に飛ばすことだけ考えていた。(GKの逆を取ることを考えて)楽に蹴りました」という一撃は、壁の上を緩やかに越えると、そのままゴール左隅へ吸い込まれ、勝ち越しゴールとなった。

 川崎Fは失点直後からFW小林悠とFWレナトを立て続けに投入。反撃に力を増すが、33分に中村の縦パスを起点に山瀬が放った右足シュートは仙台GK林卓人の好守に阻まれ、41分にも小林が相手のDFの拙い対応からGKと1対1となったものの、林をかわせずにビッグチャンスを逃した。

 ロスタイムの5分間を守った仙台は2連勝。決勝ゴールの梁は「後半逆転することができて、大きな勝ちになった」。次節は順位が入れ替わった広島との直接対決。アウェーでの大一番を制して首位を守る。

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