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G大阪と新潟は互いに痛いドロー、ともに順位を落として降格圏

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[9.15 J1第25節 G大阪1-1新潟 万博]

 勝ち点24で並ぶ15位ガンバ大阪と16位アルビレックス新潟の残留争い直接対決は1-1で引き分けた。ともに勝ち点1を上乗せしたものの、この日の試合で17位・大宮が勝利したため、一つずつ順位は後退。G大阪は降格圏の16位へ落ち、新潟は17位へ順位を落とした。

 前節・鳥栖戦(1-4)を左太ももを負傷の故障で欠場したG大阪のFWレアンドロだったが、この日は先発に復帰。先制点をもたらした。前半14分、右サイドで仕掛けようとしたMF明神智和が倒されて、FKを獲得する。MF遠藤保仁のFKは壁に阻まれるも、こぼれを遠藤が展開。PA左でパスを受けたレアンドロがDF石川直樹をかわすと右足を一閃。先制点を決めた。G大阪が1-0とリードを奪った。

 さらにG大阪は追加点のチャンスを迎える。前半41分、遠藤の右CKからニアサイドへ飛び込んだDF岩下敬輔がヘディングシュート。ゴールネットを揺らしたが、岩下のファウルの判定となり、得点には認められなかった。1-0で前半を折り返す。

 後半に入り、新潟が反撃に出る。右サイドからドリブルで仕掛けたMF三門雄大がシュートを打つも、GK藤ヶ谷陽介に阻まれる。こぼれに詰めていたFWミシェウがボレーシュートを放つも枠を外れた。その後も三門が果敢にドリブルで仕掛け、チャンスメイク。しかし1点が遠い。新潟は後半13分にMFアラン・ミネイロに代わって、MF藤田征也を投入。同26分にはMF田中亜土夢に代えて、FW矢野貴章をピッチへ送る。だが流れは変えられない。

 それでも終了間際のロスタイム1分、試合は再び動いた。PA左へドリブルで仕掛けたミシェウが岩下に倒され、PKを獲得。これをブルーノがゴール右へ冷静に決めた。新潟が1-1と試合を振り出しに戻した。そのまま試合は終了。勝ち点1を分け合った。

 試合後、新潟の柳下正明監督は「勝ち点3取れたんじゃないかというゲームだった」と険しい表情でコメント。「きょうの後半のような戦い方を次の試合では立ち上がりからできればと思う」と話していた。

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