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大混戦残留争い、新潟は石川の執念のゴールで4試合ぶり勝利、勝ち点で16位G大阪に並ぶ

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[11.7 J1第31節 清水0-1新潟 アウスタ]

 降格圏に沈むアルビレックス新潟が敵地で貴重な勝ち点3をゲットした。アウトソーシングスタジアム日本平に乗り込んだ新潟は、3日に行われたナビスコ杯で惜しくも敗れた清水エスパルスと対戦し、1-0で勝利した。勝ち点を34に伸ばした新潟は、16位G大阪に勝ち点で並ぶと、残留圏の15位神戸との勝ち点差を2に詰めた。

「得点シーンは気持ちでねじ込みました」。新潟に起死回生のゴールが生まれたのは後半14分、右サイドでCKを獲得すると、MFアラン・ミネイロがゴール前に上げる。ニアでDFカルフィン・ヨン・ア・ピンが競り合いの中クリアに行くが、ファーサイドに浮き球となって流れる。そこで待ち構えたDF石川直樹が左ポストに当てながら執念のヘディングシュートをねじ込んだ。石川の言う執念のゴールを守り抜き、新潟は1-0で勝利。9月29日の名古屋戦(5-0)以来、4試合ぶりの勝ち点3を手にした。

「練習でやってきたことが出せた。この勝利は本当に大きい」。試合後は心地よい汗をぬぐった石川。「必ず3連勝して残留したい」。大混戦の残留争いを制する意気込みを語っていた。

 対する準優勝に終わったナビスコ杯から中3日でこの日を迎えた清水。だが疲れも見せず、ゲームの主導権は握っていた。ただ後半から出場したMF小林大悟の決定的なヘディングシュートがポストを叩くなど、運にも見放された。リーグ戦では9月22日のC大阪戦(2-3)以来の敗戦を喫した清水は順位を1つ落として5位となった。

 しかしACL出場権内の3位を目指す戦いも大混戦。3位の浦和も敗れたため勝ち点は49のまま。4位には勝ち点を49に伸ばした名古屋が浮上したが、清水も勝ち点1差で追っている。残留争いとともに、こちらも最後まで目が離せない。

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