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長崎は先制も終了間際のPKでドロー、初の連勝ならず

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[3.24 J2第5節 松本1-1長崎 松本]

 前節の富山戦(1-0)でJ2初勝利を飾ったV・ファーレン長崎はアウェーで松本山雅FCと対戦し、1-1で引き分けた。後半20分にFW水永翔馬のゴールで先制したが、その後退場者を出し、試合終了間際にPKで失点。J初の連勝とはならなかった。

 強風が吹き荒れるコンディションの中、風上に立ったホームの松本が試合の主導権を握った。前半8分、PA付近でMF北井佑季が頭で落とし、FW船山貴之がダイレクトでミドルシュート。風で伸びたボールは枠を捉えるが、GK金山隼樹が何とか弾き出した。同21分には船山からのスルーパスに北井が抜け出し、ループシュートを狙うも、高く上がりすぎてしまった。

 前半はなかなかチャンスをつくれずにいた長崎だが、後半に入ると、風上に立ったことで果敢にミドルシュートを放つなど松本ゴールに迫る。すると後半20分、自陣からのFKをDF山口貴弘が相手ゴール前まで放り込み、水永のヘディングシュートで先制点を奪った。ところが、後半33分、DF藤井大輔がこの日2枚目の警告を受け、退場。残り時間、10人での戦いを余儀なくされた。

 数的優位に立った松本は同点ゴールを目指して、猛攻を仕掛ける。長崎も粘り強く耐えていたが、試合終了間際の後半45分、自陣PA内でDF下田光平がハンドを取られ、PKを献上。これを船山が冷静にゴール左に流し込み、松本が土壇場で追いついた。試合はそのまま1-1のドロー決着。互いに連勝を逃し、勝ち点1を分け合う結果となり、松本のホーム初勝利は持ち越しとなった。

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