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昇格1年目で3位の長崎、後半戦も白星発進

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[7.3 J2第22節 北九州1-2長崎 本城]

 ギラヴァンツ北九州V・ファーレン長崎の「バトルオブ九州」は、アウェーの長崎が2-1で競り勝った。

 J2昇格1年目ながら10勝6分5敗で3位につけている長崎に対し、“先輩”北九州は5勝5分11敗で19位。この日九州北部を襲った大雨もほぼ収まったなかで試合はスタートした。

 前半15分、裏へ抜けだした北九州MF森村昂太が決定的な左足シュート。これをセーブするなどGK金山隼樹の好守に支えられた長崎は、FW幸野志有人やMF山田晃平の右足シュートなどで攻め返す。そして前半終了間際、長崎が先制点を奪う。山田が左サイドからPAまで運んで放ったドリブルシュートによって左CKを得た長崎は、MF金久保彩の弾道の低いキックにDF藤井大輔が飛び込む。その前方でクリアしようとした北九州DFの足に当たったボールがゴールヘ突き刺さり、オウンゴール。長崎は幸運な形でリードを奪った。

 DF山口貴弘が「前半はふがいない試合をしてしまった。後半切り替えて、みんなでチャレンジした結果がいい結果になった」という長崎は後半立ち上がりからシュートを連発。そして14分、右CKのこぼれ球を逆サイドでつなぐと、MF小笠原侑生が強烈な右足ミドル。GK武田博行が弾いたが、正面で詰めていた山口が難なくゴールヘ押し込んで2-0とした。

 北九州は18分、MF小手川宏基が左CKから右足を振りぬくと、ボールはGKの頭上を抜けて逆サイドのサイドネットへ吸い込まれるファインゴール。1点差とした北九州は24分にも小手川の右CKのこぼれ球からFW池元友樹が決定的な右足シュートを放つ。左右からのCKなどから反撃した北九州だったが、1点届かず2連敗となった。

 公式戦で3年ぶりとなるゴールを決めた長崎の山口は「こういう試合はセットプレーがチャンスになると思っていたので、そこで決められてよかったです。なかなか点取れなくて悔しい思いをしていた。なんとかきょう取ってやろうという気持ちはありました」。チームは後半戦も白星発進。次戦へ向けては「しっかり勝ち切れるようにやって行きたい」と意気込んでいた。

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